有機質肥料
有機質肥料 (ゆうきしつひりょう)
菜種油かす、大豆かすなどの植物質から作るものや、魚かす、鶏ふんなど動物質から作った、有機質で出来ている肥料のことを言います。無機肥料と違い生物性の向上が見込めます。根に優しく穏やかに効果が出るが、においがあるものが多い。
ただ、良い部分だけではなく、有機物の投入で微生物の活動が活発になると、その活動の副産物として根にとって有害なガスなどが出ることがあります。
なので、有機肥料を入れる際は、植え付け2週間前に土に入れておくか、追肥としてあげる場合も根のすぐそばにはやらないことをおすすめします。
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20150320 有機肥料のマイナス面を補足します
植物は無機物しか栄養にできないので、有機物を無機物に分解する必要があります。
有機物(生ゴミをイメージ)の分解過程でカビ状の微生物(放線菌など)が活躍します。そのため、次のような現象が起こります。
・表面にカビ状の菌糸が発生
・異臭が発生する
・コバエなど虫を誘因、産卵、発生する場合がある
これらは有機肥料の他、堆肥、腐葉土でも起こりえます。
室内栽培では化成肥料(無機肥料)と鉱物質土壌(バーミキュライトなど)を使うといった、臨機応変な使い分けをしましょう。