エキノセレウス武勇丸って知ってます？小型の柱サボテンで自生地では群生苗になってる事が多いサボです。日本じゃあんまり育ててる人、多くなさそうですね。でも紫の大輪花を群開させた姿、結構すごいんです。花もきれいだし地肌が見えない位に棘が密生するその姿、カッコいいんですよ。
でもね・・・日本で普通に育ててそんな姿になるわけじゃないんです。それに花、咲かないんですよ。自生地の写真では満開の写真って結構多いんですけどね。自生地じゃあ花付き良いみたいなんだけど・・・日本じゃ咲かない。なんで？どうして？
コイツ等の自生地ってペディオ、スクレロなんかも自生している結構厳しい場所なんです。雨は年数回。何年かに一度は「雨降らなかったから今年は開花も成長も無し」って年もあったりする。そんな場所。日本で普通に育ててる業者はそんな状況作り出すなんてすると思います？年数十回も水やりしたらこんな姿にならない。こいつ等の花、春先に咲くんです。まあ春先って言っても標高高かったりするんで5月くらい。大抵は秋以降、半年位は雨無しの状態にやっと降った雨の後にこの花を咲かせる。やっぱり水やりだろうなぁ。こいつ等が日本で花咲かない理由。たぶんボンニアエみたいに5月くらいまで水やりしないで花芽が出て来てからって感じなんじゃないのかな？
っと、写真は発芽2年の苗と発芽4年の苗。どっちが発芽4年かわかります？もちろん右のちっちゃい方。おっきい方は発芽から甘やかし栽培を続けた苗なんです。発芽直後から厳しい栽培すると全部枯れちゃったりするんで体力付くまで、と思って甘やかしてます。でも今年からは鍛えてやんないとな。目標としては2年かけて高さ半分まで「成長」させられればな、って思ってます。そうすれば棘の詰まったいい感じの苗になるはず。上に育てるのはその後ですね。開花させるまでまだ10年以上かかるんでしょうけどまあのんびりやります。とりあえず今年は5回くらいの水やりに抑えて行こうかな。

武勇丸

これでもまだ棘の詰まり方が甘い気がする

自生地での開花（Shabomaniac!さんのブログより）