我がパクチー、すっかり観葉植物です。野菜売り場の姿と較べると「きみ、誰？」 状態です。それにしても 薹立ちがすごい… そして、この紫色にすっくと伸びた花茎の先には、可憐な蕾が姿をのぞかせています。

興味深いことに、パクチーは成長するにつれて葉の切れ込みが深くなり、最後はにんじんの葉っぱのようになります。 もう一点、実際に育ててみて、この植物は暑さに弱く、寒さに強いことが分かりました。

画像では、薹立ちしているのは1株だけのように見えますが、実は陽気が続いた3月上旬にほとんどの株が薹立ちし始めました。 例の細かい葉の出現がその合図です。 葉物野菜は薹立ちすると葉が硬くなり、風味を失うと聞いていたので、「おいおい待ってくれ！ まだ収穫させてくれよ！」 とばかりに、この株と隣の1株を除いてその花茎を切り落としました。

ところが時すでに遅し… 薹を切り落としても、前と同じような切れ込みの浅い葉が生えてきたのはほんの数株で、後はまた同じニンジン葉が生えてくるか、あるいは、うんともすんとも言わないかのどちらかです。 こんなことなら、あのまま諦めて全部薹立ちさせ、パクチーの一花繚乱を楽しめばよかったのに…　欲の皮が突っ張ると碌なことがありません。

薹立ち①

薹立ち②

花蕾