ちょっと田舎行くとね、いや30年くらい前の話だけど・・・
得意先に朝一行くと結構なお偉いさんが出荷の手伝いしてたりしてる。大体卸店の出荷ってーのは午前中に集中してるし人間雇うコストを考えなきゃなんないお偉いさんが自分で手伝う、なんてーのは当たり前だった。で、そこにスーツで行くわけですよ。「おめーなぁ、この時間帯は話なんか出来ねーぞ。スーツなんかで来られてもなぁ・・」なので返事は「ああ、これ作業着です。手伝います。」で、スーツで出荷の手伝いしながら話をする。そんなのが俺のスタイルだった。
畑の作業するとね、あっという間に汗だらけになる。天地返しなんて30分やると「休憩必要だな・・」なんて思う。で、休憩する前に着替える・・・ちょっと待てよ。サラリーマン辞めたんだからワイシャツなんていらねーよな。白い下着もいらない。でね、ワイシャツって前を開けたり留めたりで温度調節もできる。俺は長そでのワイシャツしか持ってないので日焼け止めにもなる。白い下着だってそんなに着る事ない。ちょうどいいな。俺の作業着は今も昔もこれって事ね。
そういえば今日ね、マイマイカブリを見たんです。いやぁ、マイマイカブリなんていつ以来でしょうね。小学生の頃に見て以来？で、思ったんです。畑の開墾4日目で2ｍ×6ｍの天地返しをしたんですけどこの畑、虫がいない。朝、庭の方にいるといろんな虫がいるんです。で、芝生をちょっと掘るとコガネムシの幼虫が出てきたりする。でも畑の方にはアリンコすらいない。土掘ってもミミズも出てこない。長年雑草生えて刈り取られて・・を繰り返してただけあって枯れ果てた場所って事なんでしょうね。
植物と菌根菌の関係って面白いですね。用土に栄養分が十分にある時は植物は菌根菌に頼らない。そのまま用土から栄養分を吸収するだけです。でも用土に栄養分が少ない時は別。菌根菌に栄養与えてその見返りをもらう。たぶんこういう枯れた土地の雑草君たちは菌根菌の助けがなけりゃ育てない。だから意味があるんです。ミミズは土の中の有機物を土と一緒に飲み込んで食べてる。最低でもミミズが住める環境にしてやんねーとな。・・とは言っても苦土石灰蒔いてる最中に他の肥料はやれないし・・とりあえず今の作業を進めるしかないのか・・

マイマイカブリ君

防草シート、あちこち膨らんできてる・・