今年北軽井沢の気候は雨続きの農業シーズンとなり、振り返ると
「どの作業も大変だったなぁ～」
と思ってしまいます。

　この夏に大変だったのは天候による畑作業だけでなく、愛玩動物の世話が特に初体験ばかりでてんやわんやでした。。。
　北軽井沢の風ノートに書くには内容が合わない気もしたのですが、、、愛玩ウサギを飼われている方の何かの役に立てればと思い私とウサギの看護生活を載せたいと思います。



　我が家には愛玩の7歳の♀ウサギが2羽います、ちなみに2羽は姉妹。
1羽は黒色短毛艶々の体重約1k、名前は「くろまめ」。
もう1羽は灰色ふわふわもこもこの長毛の体重約1k弱、名前は「きなこ」です。彼女たちはJAの職員さんから譲っていただいたウサギで我が家に来た時は片手に乗るほど小さい子ウサギでした。
　父が2羽をもらってきて、世話は完全に私がしています。
人生で初めてウサギを飼うことになり、いろいろ勉強しながら飼育してきました。
雌だと判明してからはウサギは６０％の確率で卵巣がんになるから、繁殖目的がない個体に関しては体力のある若いうちに避妊手術を受けさせましょう。とネットで見て、ず～っと悩みながら7年目を迎えてしまいました。何を悩んでいたのかというと繁殖は視野になかったので手術を受けるか受けないかでした。
60％の確率は非常に高い確率で病気になるという事で、、、でも４割の確率で罹患もしない。。。手術のリスクは初めてウサギを飼育する私には想像できず、怖くて病院には連れていけませんでした。


　7年間これといった大病もなく過ごせていたのですが、昨年春に「くろまめ」の右わき腹に小豆1粒サイズの黒色の出来物が皮膚にあるのに気づく、悪性腫瘍だと取っても間に合わないことが多いとネットで見た事や、本兎が元気なこと、もともと「くろまめ」は白ニキビ的な脂肪球ができやすい体質で寝ててもよくいびきをかいていることから、この腫瘍がある事で体内に出来る腫瘍を抑えているような事もあるのかな？なんて考えたりして切除手術はタイミングを見て検討しようという事で見送りに。
あっという間に1年がすぎて腫瘍はテニスボールサイズになり本兎が飛んだり跳ねたりする際に邪魔そうにしたり床にこすれて血が出たりと生活に不自由をきたすほどになりましたので、切除手術に踏み切りました。

　3月18日
　くろまめの手術は私が想像していたよりもはるかに難しくはないようでしたが、腫瘍の大きさから先生からは傷口が大きくなるかな～と説明がありました。腫瘍が出来てから1年も経過していても元気なことから悪性ではないだろうとも言われホッとしたのを覚えています。
ウサギは嘔吐しない動物らしく、食事をしてしまっていても関係なくその日のうちにガス麻酔で切除手術をし傷口を縫合～後テープで保護、夕方には抗生物質を渡されて帰宅になりました。
くろまめは麻酔の為かしばらくだるそうでしたが、自力でゲージ内を動いてペレットを食べたりトイレも出来、傷口を保護するテープに悪さをすることもなく術後順調に回復し2週間後に抜糸しました。「くろまめ」は甘い味が苦手な事もあり抗生物質は与えるのが大変で、シリンダーで口に入れても駄々洩れで舐めもしない頑固さにはまいりました。あまり上手に投与出来ませんでしたが傷口が化膿することはなかったです。