トウモロコシの育て方 栽培方法 
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トウモロコシの育て方(標準栽培)

  • トウモロコシとは

    アメリカ大陸原産のイネ科の一年草です。イネ科といってもイネとは超遠縁で、かなり異なった形態をとります。イネは一つの花におしべとめしべがセットでつきますが、トウモロコシは一つの花におしべかめしべのどちらかしかつきません。そのため、自然な状態では風や虫に花粉を運んでもらう必要があります。
    日本では食用に流通しているトウモロコシの大半がスイートコーンのため甘いイメージが強いですが、他には甘くなくて主に南米で主食に用いられる硬粒種、ポップコーンを作るのに使われる爆粒種、家畜の飼料に用いられる馬歯種などがあります。
    機能性成分を含み動脈硬化や発ガンに対する予防効果の高い健康野菜でもあり、家庭菜園でも人気の野菜です。
  • 栽培難易度:難
    ・日当たりが良い場所を好む
    ・生育適温は25~30℃と高温を好む
    ・生長が早く、よく肥料を吸収する
    ・受粉に注意
    ・1株収穫量: 1個
    ・連作障害:あり 1年あける
  • 栽培の流れ
    1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.種まき => 4.間引き => 5.追肥 => 6.害虫対策 => 7.収穫 => 8.保存

1.土づくり

太陽がぎらぎら当たるのを好むため、日当たりの良い場所を選びましょう。
トウモロコシは微酸性(pH6.0~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。

種まきの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料を元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
【土壌改良材】
・苦土石灰 100~150g/㎡
・堆肥 2kg/㎡
・化成肥料 100g/㎡

トウモロコシは畝幅を80~90cm、株間を30cmとして2条植えにします。まずは必要な領域を確保しましょう。そこに苦土石灰を満遍なくまいてしっかりと耕します。
1週間ほどあけて、さらに堆肥と化成肥料を施し、しっかりと耕します。
最後に必要な株数×株間30cmの畝を立てます。畝の高さは10cm程度にしましょう。

※マルチ等の被覆資材※
トウモロコシの発芽適温は30℃前後と非常に高いです。
最低でも13℃程度は必要なことから、黒マルチを利用して地温を高めると効果的です。

2.品種の選び方

トウモロコシは実の色がすべて黄色の品種、白が混ざっている品種、すべて白い品種など、品種によって実の色が異なります。それぞれ見ていきましょう。


イエロー品種
イエロー種のあまいんです
トウモロコシは種から栽培しておよそ3ヶ月強で収穫できる、比較的生長の早い野菜です。その中でも特に早く収穫できるのが’SS131’や’マリーゴールド11’、’ゴールドラッシュ’です。’SS131’は早生の中でも甘みの強い品種、’ゴールドラッシュ’は大ぶりで先までびっしりと実がつく品種です。
他に、非常に甘くて生でも美味しいフルーツコーンというものがあります。品種としては’味来390’や’サニーショコラ’などがあります。


バイカラー品種(黄色と白の2色)
イエロー品種と比べて甘みが強い品種が多いのが特徴です。

そんな中で、特に甘さと粒のやわらかさを追求した’ハーモニーショコラ’という品種があります。
トウモロコシは収穫適期を逃すとどんどんと甘みが失われていくのですが、甘みが低下しづらく収穫適期の幅が広い品種として’ゆめのコーン’があります。
また、’ピーター235’は緑色の皮が長く、比較的鳥害や虫害にあいにくいのが特徴です。


ホワイト系品種
実がクリーム色もしくは白色の品種で、スーパーなどではあまり見かけないタイプだと思います。
特に実が白いのが特徴の’プラチナコーン’、クリーム色で粒のやわらかい’バニラッシュ’などがあります。

トウモロコシは虫害にあいやすいため、虫に食べられにくい品種を選ぶのも手です。

3.種まき

4月中旬から5月下旬にかけて種まきを行います。
トウモロコシは虫や風など自然の力を利用して受粉するので、より受粉しやすいよう2条まきにします。

株間を30cmとし、1箇所に3粒ずつまきます。
その上に、種が隠れるまで土をかぶせ、上からしっかりと押さえましょう。

4.間引き

草丈が10~15cm程度で本葉が1,2枚のころに1回目の間引きをします。種まきからおよそ10~14日でこの程度まで生長します。
1回目の間引きでは、3つのうち一番生育の悪いものを1本引き抜き、1箇所に2株の2本立ちの状態にします。

草丈が30cmにまで生長し、本葉が4,5枚になったころに2回目の間引きをします。
2株のうち生育の悪い株を間引き、1本立ちにします。

5.追肥

追肥は収穫までに3回行います。
1回目は間引いて1本立ちにした直後に行います。株元に化成肥料を30g/㎡ぱらぱらとまいてやります。
2回目は種まきから1ヶ月たった時期に行います。1回目と同様、株元に化成肥料を30g/㎡ぱらぱらとまきます。
3回目は穂が出てきた頃に行います。およそ種まきから2ヵ月後になります。このときも1回目と同様、株元に化成肥料を30g/㎡ぱらぱらとまきます。

6.害虫対策

トウモロコシにはヨトウムシやアワノメイガがよってきます。これらの成虫は葉や茎を食べてしまうため、生長に影響が出てきます。 特にアワメノメイガは要注意です。成虫がトウモロコシに卵を産みつけ、その卵からかえった幼虫がトウモロコシの実を食べてしまうためです。
一度茎や雄穂、雌花に幼虫が侵入してしまうと駆除が困難になるため、侵入前に防除することが重要です。

対策としては、農薬を使う、防虫ネットを張るあるいは雄穂を取り除くといったことが挙げられます。

・農薬を利用する
アワノメイガの幼虫に有効な農薬はデナポン粒剤やパダン粒剤、トレボン乳剤などがあります。
他には生物農薬のBT剤も効きます。こういった農薬を、穂が出たときとその1週間後に散布します。

・防虫ネットを張る
アワノメイガやヨトウムシがトウモロコシによってくる前に防虫ネットや寒冷さでトウモロコシ全体を覆ってやり、 外界からシャットアウトします。

・雄穂を取り除く
アワノメイガの成虫は雄穂が出始める頃に卵を葉に産み付けます。 卵からかえった幼虫は葉→雄穂→雌花と移動して、最終的にトウモロコシの実を食べつくします。 そこで、出てきた雄穂を全て取り除くことで食害被害を軽減させることが出来ます。

ただし注意すべきこととして、取り除いた雄穂を雌花のひげの部分にこすり付けて人工授粉する必要があります。 次々と出てくる雄穂を片っ端から取り除いていれば、自然に受粉できなくなりますからね。

7.ヤングコーンの収穫

基本的にトウモロコシは1株から1個を収穫します。そのため分げつ部分にできるわき芽はヤングコーンとして若いうちに収穫しましょう。

8.収穫

収穫するトウモロコシの頭の部分についているひげが茶色に枯れてきたら収穫できます。
時期としては穂がでてから20~25日後になります。 根元の部分をハサミなどで切って収穫しましょう。

9.保存

トウモロコシは収穫後も活発に生命活動をします。 そのためほっておくと糖分が消費され、味が低下します。 収穫後はなるべく早く食べたほうがいいでしょう。

冷蔵庫に入れることで味が低下するのを多少遅らせることができます。 また、皮を1,2枚つけたままラップでくるみ冷凍するとしばらく保存できます。
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