ナスの育て方 栽培方法 
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ナスの育て方(標準栽培)

    ナス
  • ナスとは

    夏野菜の代表格でナス科の野菜です。家庭菜園、市民農園の栽培で人気の野菜です。収穫できる期間が長いことも人気の理由です。

  • 栽培難易度:中~高
    ・害虫被害が出る、スーパーで売られているようなナスを作るのには相応の努力が必要
    ・実が日焼けをおこし皮が硬くなる
    ・収穫適期が短い
    ・1株収穫量:20個程度
    ・連作障害:4~5年
  • 栽培の流れ
    1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.支柱立て => 4.植え付け => 5.誘引 => 6.追肥 => 7.鳥対策 => 8.収穫 => 9.更新剪定 => 10.秋茄子の収穫 => 11.保存

1.土づくり

植え付け2週間前までに、元肥として堆肥、土壌のpHをアルカリ化するために苦土石灰をいれてあげましょう。
窒素分を好むナスには、堆肥に鶏糞を使うのもひとつの方法です。
【土壌改良材】
・堆肥
・苦土石灰(目安150g/㎡)
これら改良材をまき、耕し、2週間程度放置します。

2週間経過したら、鍬などで土を盛り上げるように寄せて畝を立てます。
畝の幅は60㎝にします。畝の長さに関しては、ナスの株と株の間に最低60㎝必要なので、「植える株数×60㎝」分が必要です。

※マルチ等の被覆資材※
ナスの栽培では敷きワラやマルチシートを使うことが通例です。
その理由は乾燥による水分過剰や水分不足を防ぐためです。 マルチシートを使うと、さらに土壌の地温を保温することも出来ます。

この場合は畝を立て、植え付ける前の時点で敷いてしまいましょう。そして苗の植え付けの際にマルチカッターか移植ごて等で植え付け位置に穴をあけましょう。

敷きワラは普通に買うと高く、市民農園などでは隣の畑に風で飛んで迷惑がかかることもあるので、スダレを切って代用することもできます。
スダレは紐でつながっているので、バラバラになって飛んでしまうことはないですし、安価なので重宝します。

2.品種の選び方

ナスの品種は様々あります。一般的な紫のナスから、色が緑色、白の物。形が丸いもの、細長いもの、卵型のものとたくさんあります。

代表として「千両」という品種があり、長卵形ナスになります。 しかし最近では丸ナスや水ナス、米ナスなどと言ったいろんな種類も出まわるようになりました。
ナスの品種を選ぶポイントとしては、以下の2つがポイントとなります。


1)収穫期間
ナス 品種 あのみのり ナスは夏場に採れる野菜です。1株からたくさんの実が採れますが、収穫が遅れると肥大化し艶もなくなってしまいます。
艶が無くなったナスは味も落ちてしまうため、長期間艶が残る品種が家庭菜園などには向いています。代表的なものに、「あのみのり」などがあります。
また小さいうちに収穫を行う、小丸ナスなどは艶も落ちず、日焼けなどにもなりにくいため栽培しやすい品種になります。



2)調理法
品種選びにかかせないのが調理法。 それぞれの品種によって、美味しく食べられる調理法が変わってきます。
一般的には、長さが長くなるほど実が柔らかくなる傾向にあります。 焼きナスや煮ナスを作る場合は皮が軟らかく、実が締まっている丸ナスが良いでしょう。「早生大丸」などがオススメです。 また「万寿満」という品種はナス特有のアクが無いため、生食や煮物に適しています

収穫の期間やどのように調理するかを考えて品種選びをすると良いでしょう。

3.支柱立て

ナスは成長して枝がどの方向に伸びていくのかが定まらないため、支柱をさします。
仮支柱として70cm程度の支柱を、斜めに交差させます。苗が70cm程度成長したら、150㎝の本支柱を追加します。

また本支柱の立て方は他にも、伸びた枝に合わせて斜めにさし、実の重さで枝が折れてしまわないようにする方法もあります。 この場合は本支柱を2、3本使用します。

ナス 支柱立て

4.植え付け

準備した土に苗を植え付けます。天気の良い日を選びましょう。
植えつけ方は、株間60㎝で植えます。
まず植えつけた苗が水分不足になることを防ぐため、ポットに水をたっぷり与え、苗に水分を供給しておきます。また60㎝間隔で堀った穴の部分にも水を与えます。

ナス 植え付け 水やり ナス 植え付け ナス 植え付け

ポットから苗を取り出し、ほった穴にはめ土をかぶせます。植えつけた株元を軽く手で抑えつけて、しっかりと植えつけましょう。

※コンパニオンプランツ※
ナスをコンパニオンプランツで栽培する場合、バジルを植えることでアブラムシの防除につながります。
またシソを隣に植えることでナスを害虫から守りますが、シソが大きくなるとシソで影ができてしまうので、その際はシソを選定しましょう。
この他の効果があるコンパニオンプランツとしてナスの生育を促進するものに窒素をあまり必要としない枝豆や、ネギなどが挙げられます。
シソや枝豆は大きくなるので、ナスのみを植える場合の株間よりも少し広めにとってあげる必要があります。

5.誘引

風邪などで苗がゆすられないようにするために支柱を立てます。
幹が太くなったときに幹を締め付け、生育の妨げになるので、八の字に結びましょう。そうすることで、紐に広がる余裕ができます。

その後も苗の成長にあわせて定期的に誘引していきます。
誘引が遅れてしまうと苗が折れてしまうので、都度チェックして誘引しましょう。

ナス 誘引

6.追肥

養分が不足し生理障害や果実の太りを遅らせる可能性があるため、追肥を行ないます。 植え付けから1ヶ月後を目安に化成肥料を追肥します。 窒素分の多い鶏糞を、化成肥料と共に使ってあげるのも一つの方法です。

その後、栽培終了まで2週間に1回程度のペースで、定期的に追肥を行っていきます。

ナス 追肥

7.鳥対策

ナスの実が大きくなってくると、カラス等の鳥の被害が出ることがあります。カラスの防除法としては、光るテープを張る、CDをぶら下げる、カラスの死骸の置物(本物or模型)、カカシを立てるなどがあり、その他にテグス(釣り糸)をナスの周囲に張る方法もあります。

カラスは自分の羽を傷つけることを嫌うそうで、白いテグスを張っておくと知らずにテグスにぶつかり近づかなくなります。 テグスを張る場合はくぐることも飛び越えることも出来ないように、張る高さを2箇所にしたほうが効果的でしょう。

いずれにせよいろいろな方法を試し、組み合わせて試してみましょう。

8.収穫

いよいよ収獲です。

一番果や、二番果は、株の生育を考え、小さいうちに収穫する。三番果以降は、長さ10㎝~12㎝以上になったら収穫適期となります。
しかし、家庭菜園、市民農園の場合は、身が大きくなるまで待ってしまうと、他の実を大きくしていく力をなくしてしまうので、小ぶりなうちに収獲を行ったほうが、身も柔らかくお勧めです。

また収穫期の間は実の表面が艶光りしています。 収穫時期を過ぎて大きく成長してしまうと実の表面の光沢がなくなりますので、艶光りがあるうちに収穫してしまいましょう。

また、梅雨が明けて以降は、直射日光で日焼けを起こすことがありますので、収穫時期には注意しましょう。

ナス 収穫 ナス 収穫

9.更新剪定

秋ナスを収穫するために、更新剪定を行ないましょう。秋ナスはことわざになるほど美味しいと言われています。美味しい理由は、夏に比べて軟らかいナスが出来るからです。

夏の間、実をつけていたナスの苗は疲弊しています。そこで7月下旬頃からナスの枝を1/2程度にハサミで切り落とし、花や実がない状態にリセットします。

時期の目安は7月下旬頃から、枝が混み合ってきたら、枝を切り落とします。

10.秋茄子の収穫

剪定後の秋茄子の収獲です。
剪定後1ヶ月程度で樹勢が復活し、柔らかい秋茄子が出来始めます。

11.保存

収穫後のナスは水分が蒸発しやすく、冷風が直接あたってしまうとしなびてしまいます。 ですので収穫後はなるべく早く食べることをおすすめします。

保存する場合は、ラップで包み、10℃前後の場所で保存が出来ればベストです。
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