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栃木県
翠香 カレンダー
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翠香とは
1. 樹勢はやや強く、樹姿は開張と直立の中間です。花芽が多く着生し、結実良好です。育成地(茨城県つくば市)における開花期は3月上旬で、「南高」とほぼ同じで、「白加賀」より約5日早くなります。収穫期は6月下旬で、「南高」より3日程度早く、「白加賀」とほぼ同じです。
2.果実重は35g前後で、「白加賀」よりも3g程度、「南高」よりも10g程度小さいですが、核(種子)が小さく果肉が多いのが特徴です。果形は楕円形で、果皮色は淡緑色です(図1、2)。果肉色は、成熟に伴って淡緑色から黄色に変化し、完熟果は黄橙色となります。酸含量は収穫盛期で5.9%程度です。
3.「翠香」を用いた梅酒・梅ジュース製品には独特の芳香があります。特に完熟果を使用すると、酸味が多く香りが強い上質の梅酒・梅ジュースになります。
4.ヤニ果の発生が比較的多いため(表1)、梅酒や梅ジュースなどの飲料用原料に向いています。梅干し製品の品質は「南高」に劣ります。
5.かいよう病、黒星病には罹病性を示しますが、通常の薬剤散布により防除できます。
6.東北から九州までのウメ栽培地域で栽培できます。また、花粉はできますが、自家不和合性を示すため、交雑和合性の品種を混植する必要があります。「南高」とは交雑和合性を示します。
翠香 のレシピ