チンゲンサイの育て方(標準栽培)
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チンゲンサイは土づくりが重要
中国野菜の代表格として、年中スーパーで見かけることのできるアブラナ科の葉菜ですが、原産地は実は地中海沿岸です。カロテンとミネラルが豊富で、かつ熱さましや胸やけに効果があるといわれ、胃がムカムカするときに最適な野菜です。スーパーで売られているチンゲンサイは袋詰めされているせいか本来の形がわかりづらいですが、独特の丸い葉とぷっくりした茎、草丈が20~30cmで立ち性という可愛らしいいでたちをしています。小柄なためベランダでのプランター栽培にも向いており、人気の野菜の一つです。
- 栽培難易度:易
・日当たりが良い場所を好む
・生育適温は20℃前後と冷涼な気候を好むが、暑さにも強い
・生育期間は1ヶ月半~2ヶ月で、春まきと秋まきが可能
・厳寒期ではとう立ちの危険があるため注意する
・1株収穫量: 200g前後
・連作障害:あり 1~2年あける
- 栽培の流れ
1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.種まき => 4.間引き => 5.追肥 => 6.収穫 => 7.保存
1.土づくり
日当たりの良い場所を選びます。
チンゲンサイは弱酸性~中性(pH5.5~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょうにしましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料を元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
土壌改良材
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に畝幅を60cmとして、その畝の中央に深さ20cmの溝を掘ってやり、そこに堆肥をまきます。化成肥料をその上からパラパラとまき、その上に土をかぶせて鍬の背で平らに整えましょう。畝の高さはおよそ10cmを目安とします。
株間は30cmにします。
そこで畝たては「株間(30㎝)×株数」で作りましょう。
チンゲンサイは弱酸性~中性(pH5.5~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょうにしましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料を元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
土壌改良材
株間は30cmにします。
そこで畝たては「株間(30㎝)×株数」で作りましょう。
2.品種の選び方
チンゲンサイは大きく分けて通常の草丈のチンゲンサイと10~15cmの小柄な実にチンゲンサイがあります。
【チンゲンサイ】
アブラナ科の中では比較的暑さに強いチンゲンサイにあって、さらに暑さに強い品種があります。サカタのタネの’夏帝’やタキイ種苗の’長陽’、カネコ種苗の’夏しんとく’が代表的です。このうち’長陽’と’夏しんとく’は早生品種で、40日ほどで収穫できます。
また、サカタのタネの’青冴’はチンゲンサイとしては珍しく、生でも美味しく食べることができます。
【ミニチンゲンサイ】
非常に小ぶりなチンゲンサイで、プランターでの栽培にも適しています。代表的なミニチンゲンサイとしてサカタのタネの’シャオパオ’や’クーニャン’があります。
また変り種の品種として渡部農事の’ニイハオ・フォン’があります。こちらは葉の色が赤紫いろになる珍しい品種です。この品種は若い頃に収穫してベビーリーフとして使ってもいい、色鮮やかなチンゲンサイです。
【チンゲンサイ】
アブラナ科の中では比較的暑さに強いチンゲンサイにあって、さらに暑さに強い品種があります。サカタのタネの’夏帝’やタキイ種苗の’長陽’、カネコ種苗の’夏しんとく’が代表的です。このうち’長陽’と’夏しんとく’は早生品種で、40日ほどで収穫できます。
また、サカタのタネの’青冴’はチンゲンサイとしては珍しく、生でも美味しく食べることができます。
【ミニチンゲンサイ】
非常に小ぶりなチンゲンサイで、プランターでの栽培にも適しています。代表的なミニチンゲンサイとしてサカタのタネの’シャオパオ’や’クーニャン’があります。
また変り種の品種として渡部農事の’ニイハオ・フォン’があります。こちらは葉の色が赤紫いろになる珍しい品種です。この品種は若い頃に収穫してベビーリーフとして使ってもいい、色鮮やかなチンゲンサイです。
3.種まき
春まきであれば4月上旬~5月、秋まきであれば8月下旬~10月中旬が種まきの適期です。4月以前もしくは10月以降に種まきをするととう立ちの危険があるため注意しましょう。
条間を30cmとし2条まきにします。支柱や棒などで深さ1cmくらいの溝を作りましょう。
そこにおよそ1cmの間隔になるように種をまきます。種をまき終わった後は土をかぶせて手で軽く押さえてやります。
その後はしっかりと水をやりましょう。
条間を30cmとし2条まきにします。支柱や棒などで深さ1cmくらいの溝を作りましょう。
そこにおよそ1cmの間隔になるように種をまきます。種をまき終わった後は土をかぶせて手で軽く押さえてやります。
その後はしっかりと水をやりましょう。
4.間引き
種まき後7~10日後に1回目の間引きをします。
目安としては双葉が展開した頃になります。
株間が3~4cm間隔になるように、生育の良いものだけを残して摘み取ります。その後、株元に手で軽く土寄せしましょう。
この間引き菜は食べても美味しいので捨てずに持って変えるといいと思います。 本葉が4~5枚にまで生長したら2回目の間引きをしましょう。種まき後およそ20日後になります。
今度は株間が10~15cmになるように、生育の良いものだけを残して摘み取りましょう。
この頃になるとチンゲンサイも大きくなっているので、間引き菜としておいしくいただきましょう。
目安としては双葉が展開した頃になります。
株間が3~4cm間隔になるように、生育の良いものだけを残して摘み取ります。その後、株元に手で軽く土寄せしましょう。
この間引き菜は食べても美味しいので捨てずに持って変えるといいと思います。 本葉が4~5枚にまで生長したら2回目の間引きをしましょう。種まき後およそ20日後になります。
今度は株間が10~15cmになるように、生育の良いものだけを残して摘み取りましょう。
この頃になるとチンゲンサイも大きくなっているので、間引き菜としておいしくいただきましょう。
5.追肥
2回目の間引きが終わった直後に追肥します。
条間(畝の真ん中の列)に化成肥料を30g/㎡ほどパラパラとまきます。
チンゲンサイを傷つけないよう気をつけながら、鍬などを使って条間の土を株元へかるく土寄せします。
条間(畝の真ん中の列)に化成肥料を30g/㎡ほどパラパラとまきます。
チンゲンサイを傷つけないよう気をつけながら、鍬などを使って条間の土を株元へかるく土寄せします。
6.収穫
種まきから30~60日たつと収穫時期になります。
収穫の目安としては、通常のチンゲンサイだと20cm、ミニチンゲンサイでは15cmの草丈になる頃です。
地際からはさみなどを使ってばっさりと切り取って収穫します。
収穫の目安としては、通常のチンゲンサイだと20cm、ミニチンゲンサイでは15cmの草丈になる頃です。
地際からはさみなどを使ってばっさりと切り取って収穫します。
7.保存
収穫後できるだけ早く水洗いし、水気を切って紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵すると長く新鮮な状態を保つことが出来ます。それでも3~4日程度なので、長期間保存したい場合は葉をばらして硬めにゆでて冷凍しましょう。
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