キャベツの育て方 栽培方法 
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キャベツの育て方(標準栽培)

キャベツ キャベツ栽培の難関は、アオムシ

  • 結球野菜の代表格で、アブラナ科の葉菜です。生育適温が15~20℃で、夏には北海道や本州の高冷地、冬には温暖な地方で栽培が出来る。ただ害虫被害がかなり多い点がキャベツ栽培の注意点です。
  • 栽培難易度:中
    ・青虫、コナガなどの害虫被害が大きい
    ・低温には強いが高温には弱い
    ・1株収穫量:1.2~1.5kg程度
    ・連作障害:2~3年
  • 栽培の流れ
    1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.植え付け => 4.追肥・土寄せ => 5.害虫対策 => 6.収穫 => 7.保存

1.土づくり

土選びとしては、基本的に土壌適応性が広いので、ある程度の日当たり、水はけがあればよいでしょう。

土壌のpHが6.0以下の場合は、植え付け2週間前までに、苦土石灰をいれてpHを上げてあげましょう。
土壌改良材
  • ・堆肥
  • ・苦土石灰(目安100~150g/㎡)
  • これら改良材をまき、耕し、2週間程度放置します。

    2週間経過したら、鍬などで土を盛り上げるように寄せて畝を立てます。
    畝の幅は60㎝にします。 畝の長さに関しては、キャベツの株と株の間に最低40㎝必要なので、「植える株数×40㎝」分以上が必要です。

    2.品種の選び方

    キャベツは、品種により栽培時期、栽培期間が大きく変わってきます。またうまく品種を選ぶことで1年間通して栽培も可能です。

    それぞれの特徴によって品種を考えてみましょう。

    1)主要品種
    キャベツには一般的なキャベツの他にも様々な種類があります。グリーンボールや紫キャベツ、ちりめんキャベツ、芽キャベツ、ケール、コールラビetc…。
    また一般的なキャベツにも冬キャベツ、夏秋キャベツ、春キャベツとかなりの種類があります。

    この中でも主要なものはやはり冬・春キャベツです。
    冬キャベツは葉がしっかりしてかためのため煮物や炒め物などに向いています。
    春キャベツは葉がやわらかいため、サラダや生食に向いています。
    また紫キャベツは白と紫のコントラストが美しく、サラダや生食で多く使われています。

    2)栽培期間
    キャベツは品種により栽培期間が大きく異なります。

    早生種である「みさき」などは、定植後60日程度で収穫することが出来ます。
    また、晩生種になると定植から100~130日程度で収穫になります。

    キャベツ キャベツ

    3.植え付け

    準備した土に苗を植え付けます。天気の良い日を選びましょう。
    植えつけ方は、株間40cmで植えます。

    まず植えつけた苗が水分不足になることを防ぐため、ポットに水をたっぷり与え、苗に水分を供給しておきます。
    また60㎝間隔で堀った穴の部分にも水を与えます。雨が多い季節では、根元が腐りやすいので深く掘りすぎないようにしましょう。
    ポットから苗を取り出し、ほった穴にはめ土をかぶせます。植えつけた株元を軽く手で抑えつけて、しっかりと植えつけましょう。

    キャベツ キャベツ キャベツ

    4.追肥・土寄せ

    養分が不足すると、結球不良を起こす可能性があるため、追肥を行ないます。
    植え付けから1ヶ月後を目安に追肥します。
    また結球が始まる前に、再度追肥を行ない、たっぷり土寄せをします。

    5.害虫対策

    キャベツは放っておくと、害虫による被害を大きく受けてしまうため、しっかりとした害虫対策が必要になります。
    害虫対策法としては、寒冷紗や防虫ネットでしっかりと囲うことが重要です。
    さらに、定期的な青虫駆除も重要です。
    特に結球前に害虫被害にあってしまうと、結球後、内部から害虫被害に合う場合もあります。 結球前にしっかりと害虫がいないかをチェックしましょう。

    キャベツ キャベツ

    6.収穫

    玉が肥大化し、手で押して硬くなっていたら収穫します。
    葉の外側を広げ、株元をハサミや包丁などで切りとります。キャベツの茎は頑丈でハサミで収穫する場合にもかなりの力が必要です。
    ハサミ等での収穫が困難な場合は、キャベツ用の収穫鎌というものもあるので使ってみると良いでしょう。

    キャベツ キャベツ キャベツ

    7.保存

    キャベツは水分を保つことで長期間保存が出来ます。
    包丁などで芯をくりぬき、濡れたタオルなどを詰めて、ビニール袋に入れて野菜室で保存するのが良いでしょう。
    さらに、芯を下に向けて立てて保存するのもポイントです

    また、その他にもあらかじめ千切りにし冷凍保存しておくのも良いでしょう。
    水分も抜けにくく、調理にも使いやすいためとても便利です。
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