キュウリの育て方(標準栽培)
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キュウリとは
インド原産。つる性の一年草です。 キュウリ栽培の歴史は古く、3000年以上前から西部アジアで栽培されていました。 多くの品種がありますが、栽培し易い品種は、「夏涼み」です。 「夏涼み」は、耐病性があり収穫量が多く育てやすいです。
- 栽培難易度:中
・日当たりが良い場所を好む
・生育適温は18~25℃で、冷涼な気候を好む
・春先(4月下旬)に植えつける
・梅雨期に発生しやすい病気に注意する
・1株収穫量:30本程度
・連作障害:あり。3年くらい空ける。
- 栽培の流れ
1.品種の選び方 => 2.土作り => 3.支柱立て => 4.植え付け => 5.誘引 => 6.追肥 => 7.整枝 => 8.収穫 => 9.保存
1.品種の選び方
キュウリの品種はかなり多岐に渡り、どの品種を選べば良いのか悩むところです。
品種を選ぶ基準は、栽培しやすいさ、味、ツルの伸び方から、合ったものを選択しましょう。
1)栽培しやすさ
キュウリは夏の暑さや害虫など、いろいろ対応しないといけないポイントがあります。 それらの耐性が付いている品種を選ぶことが肝心です。 耐病性のある「つばさ」、おう盛に育ち耐暑性にも優れるうえ収穫量も豊富な「北進」、耐暑性に優れ美しい実をつける「南進」、丈夫で栽培しやすい「Vロード」、耐病性のある「夏すずみ」があります。
2)味
これは断然、四葉系(すーよーけい)の、実の長さが短めの「シャキット」、歯切れがよい実がたくさん実る「鈴成四葉」、食味がよいです。 見た目がかなりぼつぼつしていて、トゲだらけで、一見突然変異でもしてしまったキュウリかな?と思うほどの見た目ですが、味は美味しく、栽培も比較的安定しています。
3)ツルの伸び方
いままで上で紹介してきたものは基本「立ち木」にするタイプの品種なのですが、「地這い」の品種もあります。 敷きワラなどを敷いて、カボチャやスイカのように地を這わせます。固定種が多いのも特徴です。 ただ地這いは立ち木のキュウリに比べて実の形が綺麗にできないことが多いです。 この地這いの品種では、「ときわ地這」、「青長系地這」、「霜知らず地這」などがあります。
品種を選ぶ基準は、栽培しやすいさ、味、ツルの伸び方から、合ったものを選択しましょう。
1)栽培しやすさ
キュウリは夏の暑さや害虫など、いろいろ対応しないといけないポイントがあります。 それらの耐性が付いている品種を選ぶことが肝心です。 耐病性のある「つばさ」、おう盛に育ち耐暑性にも優れるうえ収穫量も豊富な「北進」、耐暑性に優れ美しい実をつける「南進」、丈夫で栽培しやすい「Vロード」、耐病性のある「夏すずみ」があります。
2)味
これは断然、四葉系(すーよーけい)の、実の長さが短めの「シャキット」、歯切れがよい実がたくさん実る「鈴成四葉」、食味がよいです。 見た目がかなりぼつぼつしていて、トゲだらけで、一見突然変異でもしてしまったキュウリかな?と思うほどの見た目ですが、味は美味しく、栽培も比較的安定しています。
3)ツルの伸び方
いままで上で紹介してきたものは基本「立ち木」にするタイプの品種なのですが、「地這い」の品種もあります。 敷きワラなどを敷いて、カボチャやスイカのように地を這わせます。固定種が多いのも特徴です。 ただ地這いは立ち木のキュウリに比べて実の形が綺麗にできないことが多いです。 この地這いの品種では、「ときわ地這」、「青長系地這」、「霜知らず地這」などがあります。
2.土作り
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を撒きよく耕やします。
また1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれ、よく耕します。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン50g/㎡
畝を立てて、マルチを張ります。植える場所はあらかじめ移植ゴテなどで印をつけておく。
畝たては、畝幅120cmで作りましょう。この幅は2条植えの想定です。
種まきの際の株間は45cmごとなので、<植えたい株数×45cm>分の長さの畝を作っておけば問題ないでしょう。
※マルチ等の被覆資材の利用をどうするのか?※
夏野菜は基本的にデリケートで、栽培初期の生育がその後の収量に影響します。 初期の成長を促進する、また真夏の雑草を防止するという意味では、マルチを使うことをおすすめします。
また1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれ、よく耕します。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン50g/㎡
畝を立てて、マルチを張ります。植える場所はあらかじめ移植ゴテなどで印をつけておく。
畝たては、畝幅120cmで作りましょう。この幅は2条植えの想定です。
種まきの際の株間は45cmごとなので、<植えたい株数×45cm>分の長さの畝を作っておけば問題ないでしょう。
※マルチ等の被覆資材の利用をどうするのか?※
夏野菜は基本的にデリケートで、栽培初期の生育がその後の収量に影響します。 初期の成長を促進する、また真夏の雑草を防止するという意味では、マルチを使うことをおすすめします。
3.支柱立て
【合掌作りの形の場合】
苗を植えるところの外側10cmの位置に、長さ210cmの支柱を立てます。 140cmあたりのところで交差させて、固定させます。(合掌づくりの形です)
*栽培期間が長く、生育段階で加重が掛かるので、しっかりと固定させて下さい。
【一本の支柱の場合】
最低長さ2mの支柱を植え付け場所にさしましょう。 しかし1本は耐久力が足りなく、倒れてしまう可能性があります。 出来れば2本で合掌造りの形をお勧めします。
苗を植えるところの外側10cmの位置に、長さ210cmの支柱を立てます。 140cmあたりのところで交差させて、固定させます。(合掌づくりの形です)
*栽培期間が長く、生育段階で加重が掛かるので、しっかりと固定させて下さい。
【一本の支柱の場合】
最低長さ2mの支柱を植え付け場所にさしましょう。 しかし1本は耐久力が足りなく、倒れてしまう可能性があります。 出来れば2本で合掌造りの形をお勧めします。
4.植え付け
4月下旬~5月上旬に植え付けを行います。
まず、株間は45cmにして、マルチがある場合は穴をあけ植え穴を掘ります。
ポットから根鉢の状態で苗を取り出します。
植え穴に水を注ぎ、水が引いたら苗を植えつけ、植え付け後、株元を手で押さえて安定させます。
そうして、これが植え終わった直後。この後元肥料替わりとして、化成肥料を株間に上げておきました。
まず、株間は45cmにして、マルチがある場合は穴をあけ植え穴を掘ります。
ポットから根鉢の状態で苗を取り出します。
植え穴に水を注ぎ、水が引いたら苗を植えつけ、植え付け後、株元を手で押さえて安定させます。
そうして、これが植え終わった直後。この後元肥料替わりとして、化成肥料を株間に上げておきました。
5.誘引
つるが伸びてきたら、茎が折れないように支柱に誘引します。
その後も、苗の成長にあわせて週に一度程度誘引します。
キュウリはどんどん成長するので、週に1度は最低でも誘引する世話をしてあげましょう。
ちなみにキュウリの茎は細かい棘がたくさんあるので手袋をするなど注意してください。
ちなみにキュウリの茎は細かい棘がたくさんあるので手袋をするなど注意してください。
6.追肥
植え付けから2週間後を目安に化成肥料、30g/㎡を株元に施します。
その後、2週間に1回程度のペースで、同量の追肥を行っていきます。
7.整枝
親づるの伸長や小づるの発生を良くするため、株の下の方がわき芽で覆われるようになったら、下から5節のわき芽と雄花は全て摘み取ります。
(植え付け一ヵ月後程度で発生する作業)
8.収穫
いよいよ収獲です。 一番果は、開花後一週間くらいの、重さ90~110g(15cm位)で収穫します。
最初の収穫を少しは早めに行い、株の負担を軽くしてやることが、その後の生育を盛んにしてたくさんの果実を収穫するために大切です。
三番果から、18~20cm(収穫適期の長さ)のものを収穫します。
最初の収穫を少しは早めに行い、株の負担を軽くしてやることが、その後の生育を盛んにしてたくさんの果実を収穫するために大切です。
三番果から、18~20cm(収穫適期の長さ)のものを収穫します。
9.保存
水分をしっかり含んだ新聞紙に包みへたを上に向け、 立てて冷蔵庫で保存します。
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