芽キャベツの育て方(標準栽培)
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芽キャベツの結球には下葉かきが必要
原産地は地中海沿岸であり、ベルギーで現在の品種に改良されたことから「Brussels sprouts」という英名がつけられている。葉腋(葉の付け根部分)に数十の芽がつき、それが結球して2、3cmの小ぶりなキャベツができる。 栽培は日当たりが良い場所を好み、本葉の除去時期を見誤るとうまく結球できないので注意が必要。 - 栽培難易度:中 ・暑さに弱く、5~13℃の低温環境下で良品質の芽球が形成 ・生育期間は3~4ヶ月で、11月ごろから収穫できる ・1株収穫量: 2.5cmほどの球が60~100個 ・連作障害:あり 2~3年
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栽培の流れ
1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.植え付け => 4.追肥・土寄せ => 5.下葉かき => 6.収穫 => 7.保存
1.土づくり
日当たりの良い場所を選びます。芽キャベツは弱酸性~中性(pH6.0~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、土壌を中性よりにしましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
土壌改良材
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン50g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に畝幅を60cmとして、その畝の中央に深さ20cmの溝を掘ってやり、そこに堆肥をまきます。化成肥料とヨウリンをその上からパラパラとまき、その上に土をかぶせて鍬の背で平らに整えましょう。畝の高さはおよそ10cmを目安とします。
株間は40cmにします。そこで畝たては「株間(40㎝)×株数」で作りましょう。
※マルチ等の被覆資材※ 芽キャベツは暑さに弱く、涼しい気候を好みます。そのためマルチを使う必要は特にありません。ただし、虫による被害がひどいためシルバーマルチや寒冷紗、防虫ネットを使うと食害を防ぐことが出来ます。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
株間は40cmにします。そこで畝たては「株間(40㎝)×株数」で作りましょう。
※マルチ等の被覆資材※ 芽キャベツは暑さに弱く、涼しい気候を好みます。そのためマルチを使う必要は特にありません。ただし、虫による被害がひどいためシルバーマルチや寒冷紗、防虫ネットを使うと食害を防ぐことが出来ます。
2.品種の選び方
芽キャベツはキャベツと比べると品種の数が少ないです。
そこで、日本で比較的流通している早生子持とファミリーセブンをご紹介します。
この2品種はともに早生品種で、11月ごろから収穫を楽しむことが出来ます。
・早生子持
暑さに強く、生育が旺盛です。そのため日本の気候でも比較的育てやすい
高温結球性・低温結球性ともに優れいて、結球しやすい
1株から60~90ほど収穫できる
・ファミリーセブン
倒れにくく作りやすい
球の包みがよく、また揃いが良い
多収品種であり、うまく育てると1株から100個以上収穫可能
そこで、日本で比較的流通している早生子持とファミリーセブンをご紹介します。
この2品種はともに早生品種で、11月ごろから収穫を楽しむことが出来ます。
3.植え付け
8月の上旬から9月の上旬に植え付けを行います。
まず株間を40cmとして苗を植えるための穴を掘ります。
掘った穴に苗を植え、株元を軽く手で押さえて株を安定させます。
後はたっぷりと水をあげましょう。
まず株間を40cmとして苗を植えるための穴を掘ります。
掘った穴に苗を植え、株元を軽く手で押さえて株を安定させます。
後はたっぷりと水をあげましょう。
4.追肥・土寄せ
植え付けの3週間後に1回目の追肥を行いましょう。
化成肥料をおよそ30g/㎡、感覚としてはゴルフボール1個分くらいを株の間にパラパラと撒いて追肥します。その後、株元に鍬などを使って土寄せしましょう。
1回目の追肥から2週間後に2回目の追肥を行います。
今回は畝の肩にそって化成肥料を撒きます。追肥する量は30g/㎡ほどです。化成肥料を撒いた後、鍬などを使って株元に軽く土寄せしてやりましょう。
化成肥料をおよそ30g/㎡、感覚としてはゴルフボール1個分くらいを株の間にパラパラと撒いて追肥します。その後、株元に鍬などを使って土寄せしましょう。
1回目の追肥から2週間後に2回目の追肥を行います。
今回は畝の肩にそって化成肥料を撒きます。追肥する量は30g/㎡ほどです。化成肥料を撒いた後、鍬などを使って株元に軽く土寄せしてやりましょう。
5.下葉かき
植え付けからおよそ2ヶ月たつと、葉が下のほうから徐々に黄化しだします。
黄色くなった葉を下から順に根元から摘みます。こうすることでわき芽の結球を促進させることが出来ます。
それ以降もわき芽が結球し始めたら、その結球した部分にある葉を摘み取ります。
また、最初の下場かきの時期に合わせて3回目の追肥を行います。
化成肥料を30g/㎡株元に追肥します。
その後に鍬などを使って株元に土寄せしましょう。
黄色くなった葉を下から順に根元から摘みます。こうすることでわき芽の結球を促進させることが出来ます。
それ以降もわき芽が結球し始めたら、その結球した部分にある葉を摘み取ります。
また、最初の下場かきの時期に合わせて3回目の追肥を行います。
化成肥料を30g/㎡株元に追肥します。
その後に鍬などを使って株元に土寄せしましょう。
6.収穫
一つの芽球が直径2.5cmほどまでに生長したら、収穫しましょう。
品種にもよりますが、11月上旬から翌年の2月まで収穫を楽しむことが出来ます。
収穫は下のほうから順に摘み取ってやりましょう。
手で取ることも出来ますし、はさみを使って芽球の根元を切ってやってもOKです。
品種にもよりますが、11月上旬から翌年の2月まで収穫を楽しむことが出来ます。
収穫は下のほうから順に摘み取ってやりましょう。
手で取ることも出来ますし、はさみを使って芽球の根元を切ってやってもOKです。
7.保存
紙に包んで、プラスティックの袋に入れて冷蔵しておけば4~5日は新鮮さが保たれます。長期間保存する場合は、さっとゆでて冷凍しましょう。
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