ネギの育て方(標準栽培)
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ネギは適切な追肥と土寄せが必要
中央アジア原産のユリ科(もしくはネギ科)植物です。古くから薬味として用いられる他、鍋物やねぎ焼きに用いられ、日本人に愛されている葉野菜です。ネギと一口にいっても若い状態の葉を食べる青ネギ(葉ネギ)、太くなるまでじっくりと育てる白ネギ(長ネギ)の2種類があります。東日本ではネギといえば白ネギ、西日本では青ネギをさし、地域によって好まれる味が異なるのも特徴です。 ※本ページでは白ネギの栽培方法を紹介します。
- 栽培難易度:難
・日当たりが良い場所を好む
・生育適温は20℃前後だが、暑さや寒さにも比較的強い
・生育期間は種から育てると7~8ヶ月と長い
・根に十分酸素を送る必要がある
・1株収穫量: 1本
・連作障害:あり 1~2年あける
- 栽培の流れ
1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.植え付け => 4.土寄せ => 5.追肥・土寄せ => 6.収穫 => 7.保存
1.土づくり
日当たりの良く、土があまりやわらかくない場所を選びましょう。
ネギは微酸性(pH6.0~6.5)の土壌の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料を元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
土壌改良材
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
まず、幅15cm、深さ30cmの溝を掘ります。
掘りあげた土をどちらか片側に集め、そこに苦土石灰と堆肥、化成肥料をパラパラとまき、しっかりと混ぜます。
ネギは株間5cmで密集させて栽培します。そこで畝は(株数×5cm)でたてます。
ネギは微酸性(pH6.0~6.5)の土壌の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料を元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
土壌改良材
掘りあげた土をどちらか片側に集め、そこに苦土石灰と堆肥、化成肥料をパラパラとまき、しっかりと混ぜます。
ネギは株間5cmで密集させて栽培します。そこで畝は(株数×5cm)でたてます。
2.品種の選び方
ネギは白ネギ、青ネギの2種類あります。それぞれについてみていきましょう。
【白ネギ】
ある程度まで生長すると土寄せし、白い部分が長くなるように育てます。これを軟白栽培といいます。収穫まで時間がかかるものの、太くしっかりしたネギが収穫でき、煮ることで甘い味を楽しむことができます。品種によって白い部分が大きくなりやすいものとそうでないもがあります。
ホワイトスターは伸びに優れており、またそろいも良い品種です。
他にも耐暑性に優れ、夏取りに適した夏扇や冬取りに適した冬扇などがあります。
地方品種が多いのも特徴で、下仁田ネギや深谷ネギ、千住ネギなどがあります。
【青ネギ】
土寄せせずに日に当てて育て、主に葉の青い部分を伸ばすようにして育てます。葉の青い部分はカロテンやビタミンC、ミネラル等を含んでおり、料理のアクセントに重宝されます。
代表的な品種は九条ネギで、京都の九条で生産されたためこの名前がついています。九条太ネギと九条細ネギがあり、名前の通り前者は太く育つ中~大型のタイプで、後者は細いものの分げつせいに優れた品種です。
なお、青ネギと同様に青い葉を食べるワケギがありますが、これはネギとタマネギの中間の種で、ネギとは独立しています。
【白ネギ】
ある程度まで生長すると土寄せし、白い部分が長くなるように育てます。これを軟白栽培といいます。収穫まで時間がかかるものの、太くしっかりしたネギが収穫でき、煮ることで甘い味を楽しむことができます。品種によって白い部分が大きくなりやすいものとそうでないもがあります。
ホワイトスターは伸びに優れており、またそろいも良い品種です。
他にも耐暑性に優れ、夏取りに適した夏扇や冬取りに適した冬扇などがあります。
地方品種が多いのも特徴で、下仁田ネギや深谷ネギ、千住ネギなどがあります。
【青ネギ】
土寄せせずに日に当てて育て、主に葉の青い部分を伸ばすようにして育てます。葉の青い部分はカロテンやビタミンC、ミネラル等を含んでおり、料理のアクセントに重宝されます。
代表的な品種は九条ネギで、京都の九条で生産されたためこの名前がついています。九条太ネギと九条細ネギがあり、名前の通り前者は太く育つ中~大型のタイプで、後者は細いものの分げつせいに優れた品種です。
なお、青ネギと同様に青い葉を食べるワケギがありますが、これはネギとタマネギの中間の種で、ネギとは独立しています。
3.植え付け
7月上旬から8月上旬にかけて植え付けを行います。
植え付けに用いる苗は大きさのそろったものにしましょう。大きさが違うと生育に影響がで、小さなものが負けてしまうこともあります。
苗を5cm間隔で、壁に立てかけるようにして植えつけます。このとき注意する点として、盛り上げた土がある側とは逆側に立てかけるようにしましょう。
そしてイネワラを厚さ10cm程度になるようにいれ、苗が倒れないように固定します。ない場合は腐葉土でも代用できます。
植え付けに用いる苗は大きさのそろったものにしましょう。大きさが違うと生育に影響がで、小さなものが負けてしまうこともあります。
苗を5cm間隔で、壁に立てかけるようにして植えつけます。このとき注意する点として、盛り上げた土がある側とは逆側に立てかけるようにしましょう。
そしてイネワラを厚さ10cm程度になるようにいれ、苗が倒れないように固定します。ない場合は腐葉土でも代用できます。
4.土寄せ
5.追肥・土寄せ
まず植え付けの2ヵ月後と3ヵ月後に追肥と土寄せを行います。
この作業をしっかりと行うことで、白い部分が大きくなります。
まず、化成肥料を30g/㎡ほど苗の脇に追肥します。
そのあと、葉の分かれ目の部分まで土寄せします。
最後に、収穫の1ヶ月ほど前に追肥と土寄せを行います。
目安としては11月上旬ごろでしょう。
このときも、苗の脇に化成肥料を30g/㎡ほど追肥します。
そしてしっかりと土寄せします。
この作業をしっかりと行うことで、白い部分が大きくなります。
まず、化成肥料を30g/㎡ほど苗の脇に追肥します。
そのあと、葉の分かれ目の部分まで土寄せします。
最後に、収穫の1ヶ月ほど前に追肥と土寄せを行います。
目安としては11月上旬ごろでしょう。
このときも、苗の脇に化成肥料を30g/㎡ほど追肥します。
そしてしっかりと土寄せします。
6.収穫
12月上旬以降から収穫が見込まれます。
まず、溝を掘った部分を掘り起こします。この時にネギを傷つけないように注意しましょう。
反対側も同じようにしてほり、ネギを引っこ抜きます。
まず、溝を掘った部分を掘り起こします。この時にネギを傷つけないように注意しましょう。
反対側も同じようにしてほり、ネギを引っこ抜きます。
7.保存
使う直前まで畑においておくのがベストです。
家に置く場合は、泥付きの状態で新聞紙に包んで立てた状態で冷暗所に保存します。洗ったものは、青い葉の部分とで切り分けてポリ袋に包み冷蔵します。
家に置く場合は、泥付きの状態で新聞紙に包んで立てた状態で冷暗所に保存します。洗ったものは、青い葉の部分とで切り分けてポリ袋に包み冷蔵します。
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