ピーマンの育て方(標準栽培)
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ピーマンとは
中央アメリカ~南アメリカの熱帯地域原産のナス科植物です。
ピーマンはトウガラシの品種の一つで、カプサイシンを含まないものを日本ではピーマンと呼んでいます。 ですのでピーマンという種はありません。
日本では主に未成熟の青い果実を収穫して販売しますが、さらに生長させると赤色や黄色の果実になり、こちらはカラーピーマンとして流通します。カロテンやビタミンCを豊富に含み、特に夏場に重宝される野菜です。
- 栽培難易度:中~難
・日当たりが良い場所を好む
・生育適温は20~30℃で暑さを好むが、多湿と乾燥に弱い
・生育期間は30~180日と品種によってかなりばらつきがある
・比較的病害虫は少ない
・●1株収穫量: 60個程度
・連作障害:あり 4~5年あける - 栽培の流れ
1.土づくり => 2.品種の選び方 => 3.植え付け => 4.仮支柱立て => 5.整枝 => 6.本支柱たて => 7.追肥 => 8.収穫 => 9.保存
1.土づくり
日当たりの良い場所を選びます。
ピーマンは弱酸性~中性(pH5.5~6.7)の土壌の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン60g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に堆肥と化成肥料をパラパラとまき、しっかりと耕します。
ピーマンは株間50~60cmで栽培します。そこで畝は(株間×50~60cm)でたてます。
※マルチなどの被覆資材※
ピーマンはもともと熱帯の野菜だけあって、寒さに弱く暑さに強いです。また乾燥には弱いため、マルチをすることをオススメします。
保温、保湿を目的として黒のビニールマルチが適しています。大きくない畑でしたら、黒いゴミ袋で代用することも出来ます。
ピーマンは弱酸性~中性(pH5.5~6.7)の土壌の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン60g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に堆肥と化成肥料をパラパラとまき、しっかりと耕します。
ピーマンは株間50~60cmで栽培します。そこで畝は(株間×50~60cm)でたてます。
※マルチなどの被覆資材※
ピーマンはもともと熱帯の野菜だけあって、寒さに弱く暑さに強いです。また乾燥には弱いため、マルチをすることをオススメします。
保温、保湿を目的として黒のビニールマルチが適しています。大きくない畑でしたら、黒いゴミ袋で代用することも出来ます。
2.品種の選び方
一般的にピーマンと呼ばれる品種は中果種と大果種の2タイプあります。ちなみに小果種はシシトウと呼ばれます。
【中果種】
スーパーなどでよく見かける緑色のピーマンがこれにあたります。
強勢で栽培しやすく、また多収が見込める極早生種のニューエースや黒アザ果がほとんど発生しない細長タイプの京波、比較的寒さに強い細長タイプの’京ひかり’などがあります。
【大果種】
スーパーではパプリカとして売られています。大ぶりで肉厚ですが、中果種と比べ生育期間が長くなってしまいます。
こちらのタイプはカラフルな色の品種が多く、お好みの色で品種を選ぶのもいいでしょう。 未成熟時に濃緑で完熟すると真っ赤になるワンダーベル、黄色い果色のゴールデンベル、甘みが強くトウガラシを巨大にしたような形のレッドホルン、甘みが強く見た目がトマトに似ているフルーピーレッドなどがあります。
【中果種】
スーパーなどでよく見かける緑色のピーマンがこれにあたります。
強勢で栽培しやすく、また多収が見込める極早生種のニューエースや黒アザ果がほとんど発生しない細長タイプの京波、比較的寒さに強い細長タイプの’京ひかり’などがあります。
【大果種】
スーパーではパプリカとして売られています。大ぶりで肉厚ですが、中果種と比べ生育期間が長くなってしまいます。
こちらのタイプはカラフルな色の品種が多く、お好みの色で品種を選ぶのもいいでしょう。 未成熟時に濃緑で完熟すると真っ赤になるワンダーベル、黄色い果色のゴールデンベル、甘みが強くトウガラシを巨大にしたような形のレッドホルン、甘みが強く見た目がトマトに似ているフルーピーレッドなどがあります。
3.植え付け
5月上旬から中旬にかけて植え付けを行います。
株間は50~60cmとします。マルチをしている場合は、植え付け用に直径10cm程度の穴をカッターなどで開けます。
次に植え穴を掘って、そこにたっぷりと水をあげます。水が引いたら苗を植え付け、株元を手で軽く押さえます。
最後にもう一度株元に水をあげましょう。
株間は50~60cmとします。マルチをしている場合は、植え付け用に直径10cm程度の穴をカッターなどで開けます。
次に植え穴を掘って、そこにたっぷりと水をあげます。水が引いたら苗を植え付け、株元を手で軽く押さえます。
最後にもう一度株元に水をあげましょう。
4.仮支柱立て
植え付けた後に仮の支柱を立てます。
20~30cm程度の短い支柱を株元から5cm程度はなした場所に挿します。
そして地面から10~15cmの高さで誘引します。誘引するときには紐を8の字の形にして茎と支柱とを結びつけると良いです。
こうすることで茎がある程度動くことができ、植物の生長することでに紐が引っかかるなどして生長が阻害されるといったことを避けることが出来ます。
20~30cm程度の短い支柱を株元から5cm程度はなした場所に挿します。
そして地面から10~15cmの高さで誘引します。誘引するときには紐を8の字の形にして茎と支柱とを結びつけると良いです。
こうすることで茎がある程度動くことができ、植物の生長することでに紐が引っかかるなどして生長が阻害されるといったことを避けることが出来ます。
5.整枝
およそ植え付けから1ヶ月たつと一番果が出来ます。この頃にわき芽を摘み取ります。
一番果の下の勢いのあるわき芽を2本と主枝を残して、それ以外のわき芽をすべて摘み取りましょう。
一番果の下の勢いのあるわき芽を2本と主枝を残して、それ以外のわき芽をすべて摘み取りましょう。
6.本支柱立て
整枝した後に支柱を立てます。今度は長さ150cmほどの長い支柱を使います。
支柱を地面と垂直になる様に立て、地面から高さ30cmのところで誘引します。この時も紐を8の字になるようにして誘引しましょう。
支柱を地面と垂直になる様に立て、地面から高さ30cmのところで誘引します。この時も紐を8の字になるようにして誘引しましょう。
7.追肥
一番果が出来た頃に追肥します。またこれ以降9月まで月に1~2回を目安に追肥します。マルチをしている場合は少しはがしてから追肥します。
一番最初の追肥は株元に行い、それ以降は畝の側方に追肥します。
追肥に使う化成肥料は30g/㎡を目安とします。なるべくかたまらないように満遍なくパラパラとまきましょう。
一番最初の追肥は株元に行い、それ以降は畝の側方に追肥します。
追肥に使う化成肥料は30g/㎡を目安とします。なるべくかたまらないように満遍なくパラパラとまきましょう。
8.収穫
収穫は6月上旬から10月下旬まで順次行います。
中果種であれば開花後15~20日後、大果種であれば60日後が収穫適期となります。
大きさの目安は品種によっても異なりますが、中果種で5~6cm程度、大果種で10~15cm程度の大きさです。付け根の部分をハサミなどで切って収穫しましょう。 また収穫適期の果実があればなるべく早くに収穫するように心がけましょう。
しばらく放置しているとその分果実に栄養がいき、株を疲れさせることになります。
中果種であれば開花後15~20日後、大果種であれば60日後が収穫適期となります。
大きさの目安は品種によっても異なりますが、中果種で5~6cm程度、大果種で10~15cm程度の大きさです。付け根の部分をハサミなどで切って収穫しましょう。 また収穫適期の果実があればなるべく早くに収穫するように心がけましょう。
しばらく放置しているとその分果実に栄養がいき、株を疲れさせることになります。
9.保存
収穫後は素早く冷やし、ポリ袋に入れて冷蔵します。こうすることで2週間ぐらいは新鮮さを保つことが出来ます。
また、収穫後に適当なサイズに切って茹で、冷凍して保存することで長期間保存することが出来ます。
また、収穫後に適当なサイズに切って茹で、冷凍して保存することで長期間保存することが出来ます。
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