ズッキーニの育て方(標準栽培)
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ズッキーニとは
原産地は特定されていないものの中南米周辺といわれている1年性のウリ科植物です。外見がキュウリに似ているが、実際はカボチャの仲間であり別名つるなしカボチャとも呼ばています。
夏の時期に収穫され、花と果実が食用とされています。栄養面では西洋カボチャと同様カロテンが豊富である一方、でんぷんが少な目となっており低カロリーな野菜として人気が出てきています。
- 栽培難易度:中
・日当たりが良い場所を好む
・生育適温は10~23℃で、低温にも強い
・生育期間は2~3ヶ月で、主に春先に植えつける
・ウドンコ病に要注意
・株収穫量: 8本程度
・連作障害:少ないが1~2年あけたほうがよい - 栽培の流れ
1.品種の選び方 => 2.苗作り => 3.土作り => 4.植え付け => 5.追肥 => 6.人口受粉 => 7.収穫 => 8.保存
1.品種の選び方
ズッキーニは緑色の果実をつけるものと黄色の果実をつけるものがあります。それぞれについてみていきましょう。
【緑果種】
緑色と一口に言っても、かなり黒っぽい緑色のブラックトスカや濃緑のダイナー、グリーントスカなど、品種によって色が多少異なります。
ダイナーは生育が盛んで、多収の見込める品種です。ブラックトスカやグリーントスカは蔓があまりのびないため場所をとらず、また整枝の必要もないため管理が比較的楽です。
【黄果種】
緑果種のダイナーの姉妹品種で、ダイナー同様に多収の見込めるオーラムという品種があります。
また、緑果種のトスカシリーズの姉妹品種でゴールドトスカというものもあります。 このゴールドトスカも蔓があまりのびないため場所をとらず、また整枝の必要もないため管理が比較的楽になります。
【その他変り種】
直径6~7cmほどの卵形のかわいい実をつけるブラックエッグやグリーンエッグ、ゴールディといった品種もあります。 ブラックエッグは黒緑、グリーンエッグは薄緑、ゴールディは黄色の果実をつけます。 日本の種苗会社の品種はそれほど多く流通していないため、外国の種苗会社の品種を利用するのも一つの手です。
【緑果種】
緑色と一口に言っても、かなり黒っぽい緑色のブラックトスカや濃緑のダイナー、グリーントスカなど、品種によって色が多少異なります。
ダイナーは生育が盛んで、多収の見込める品種です。ブラックトスカやグリーントスカは蔓があまりのびないため場所をとらず、また整枝の必要もないため管理が比較的楽です。
【黄果種】
緑果種のダイナーの姉妹品種で、ダイナー同様に多収の見込めるオーラムという品種があります。
また、緑果種のトスカシリーズの姉妹品種でゴールドトスカというものもあります。 このゴールドトスカも蔓があまりのびないため場所をとらず、また整枝の必要もないため管理が比較的楽になります。
【その他変り種】
直径6~7cmほどの卵形のかわいい実をつけるブラックエッグやグリーンエッグ、ゴールディといった品種もあります。 ブラックエッグは黒緑、グリーンエッグは薄緑、ゴールディは黄色の果実をつけます。 日本の種苗会社の品種はそれほど多く流通していないため、外国の種苗会社の品種を利用するのも一つの手です。
2.苗作り
ズッキーニの苗はあまり市販されていません。そこで種から栽培する方法を紹介します。
苗作りは4月~5月中旬に行います。 まずは9cmのポリポットを用意しましょう。そこに培養土を入れて2箇所穴をほり、種を2粒まきます。
発芽して双葉が展開したら、生育の遅いほうを間引いて1本立ちにします。本葉が3~4枚に生長するまではポリポッドで育てます。
苗作りは4月~5月中旬に行います。 まずは9cmのポリポットを用意しましょう。そこに培養土を入れて2箇所穴をほり、種を2粒まきます。
発芽して双葉が展開したら、生育の遅いほうを間引いて1本立ちにします。本葉が3~4枚に生長するまではポリポッドで育てます。
3.土作り
日当たりの良い場所を選びます。
ズッキーニは弱酸性~中性(pH5.5~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン50g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に畝幅を100cmとして、 その畝の中央に深さ20cmの溝を掘ってやり、そこに堆肥をまきます。
化成肥料とヨウリンをその上からパラパラとまき、その上に土をかぶせて鍬の背で平らに整えましょう。
畝の高さはおよそ10cmを目安とします。
株間は60cmにします。そこで畝たては「株間(60㎝)×株数」で作りましょう。
※マルチ等の被覆資材※
ズッキーニは低温にも強いですが、やはり地温が低いと生育が遅くなります。
そのため、ズッキーニの栽培に適した地温にするために黒マルチを利用することがあります。
ズッキーニは弱酸性~中性(pH5.5~6.5)の土壌を好みます。石灰を撒き、pHを調整しましょう。
植え付けの2週間前までにpH調整のための苦土石灰を、1週間前までに堆肥、化成肥料、ヨウリンを元肥として植えつける場所にいれておきましょう。
【土壌改良材】
・苦土石灰100~150g/㎡
・堆肥2kg/㎡
・化成肥料100g/㎡
・ヨウリン50g/㎡
まず、苦土石灰を散布してよく耕します。1週間後に畝幅を100cmとして、 その畝の中央に深さ20cmの溝を掘ってやり、そこに堆肥をまきます。
化成肥料とヨウリンをその上からパラパラとまき、その上に土をかぶせて鍬の背で平らに整えましょう。
畝の高さはおよそ10cmを目安とします。
株間は60cmにします。そこで畝たては「株間(60㎝)×株数」で作りましょう。
※マルチ等の被覆資材※
ズッキーニは低温にも強いですが、やはり地温が低いと生育が遅くなります。
そのため、ズッキーニの栽培に適した地温にするために黒マルチを利用することがあります。
4.植え付け
4月下旬~5月下旬に植え付けを行います。
まず株間を60cmとして苗を植えるための穴を掘ります。次に植え穴にたっぷりと水をやり、水が引くまで待ちます。
その後ポリポットから苗を取り出して掘った穴に苗を植え、株元を軽く手で押さえて株を安定させます。
最後はたっぷりと水をあげましょう。
まず株間を60cmとして苗を植えるための穴を掘ります。次に植え穴にたっぷりと水をやり、水が引くまで待ちます。
その後ポリポットから苗を取り出して掘った穴に苗を植え、株元を軽く手で押さえて株を安定させます。
最後はたっぷりと水をあげましょう。
5.追肥
植え付けの1ヶ月後に追肥を行います。株元に化成肥料を10gほどパラパラとまきます。
6.人口受粉
ズッキーニはおしべとめしべが別々の花につきます。
そのため、自然の力を利用するなど何らかしらの方法で花粉をめしべの柱頭に受粉させる必要があります。
風や虫などに受粉を頼っていては確実に実がつかないことがあるため、人工授粉をするのも一つの方法です。
6月上旬以降で、雌花が開花してきたら受粉適期です。
雄花を摘み取ってやり、雌花のめしべにおしべをこすりつけるようにして花粉をつけます。 この受粉作業は朝日が出た直後、もしくは日が落ちる直前に行うとうまく受粉する確立が高まります。
6月上旬以降で、雌花が開花してきたら受粉適期です。
雄花を摘み取ってやり、雌花のめしべにおしべをこすりつけるようにして花粉をつけます。 この受粉作業は朝日が出た直後、もしくは日が落ちる直前に行うとうまく受粉する確立が高まります。
7.収穫
開花後7~10日が収穫適期です。
果実の大きさは品種によっても異なりますが20cm程度になります。また、花も一緒に食べる場合は開花後4日の若いものを収穫します。
収穫適期のズッキーニがあれば、ヘタの部分を切って収穫しましょう。適期を逃すと味が落ちてくるので要注意です。
果実の大きさは品種によっても異なりますが20cm程度になります。また、花も一緒に食べる場合は開花後4日の若いものを収穫します。
収穫適期のズッキーニがあれば、ヘタの部分を切って収穫しましょう。適期を逃すと味が落ちてくるので要注意です。
8.保存
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存することで1週間程度は美味しく食べることが出来ます。
またピクルスやオイル漬けにすることで半年ほど保存することが出来ます。
またピクルスやオイル漬けにすることで半年ほど保存することが出来ます。
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