長年(と言ってもたった4年ですが)育ててきた兜ですが、昨年夏に半分以上の苗をだめにしてしまいました。夏場に雨に充ててしまい、用土に潜り込んでいた苗が地上に出てきたタイミングで真夏の太陽で焼かれてしまったようです。でも全滅ではないんですよね。結局体力のある苗は夏の太陽で枯れてしまう事はないんです。
これは他の種類でもそうで、直射日光にすぐ負けてしまうような発芽直後の苗でも接ぎ木にすると大丈夫だったりします。以前は日焼けするのは日焼けした部分が弱かったからだと考えていました。強光線に慣れていない「部分」が焼けてしまう、と考えていたのです。そういう部分も確かにあるのでしょう。でも接ぎ木をして継ぎ台の体力を自分のものにできる状態になると日焼けに強くなるのです。という事は体力がある苗は日焼けをしにくい、という事です。多くの実生苗が小苗の頃用土に潜り込むのはまだ体力が十分ではないから、という事なんでしょう。
我が家の兜、2株だけになってしまいましたがそのうち一株は昨年のように潜る感じではなくなっています。すでに2か月水あげていません。十分な体力が付いたために潜る必要がなくなった。そう思いたいですね。さあ、この夏を乗り切ってくれるでしょうか。
4年目