外国で無神論者だって話をすると「じゃあ子供のしつけ、どうするんですか？」って聞かれる事があるみたいですね。子供に「あれはダメ。これもダメ」って話をするのに宗教はとっても便利なようです。だって親が言ってるんじゃない。親の言う事は神様の言葉なんですから。
でも日本だってこういう事、利用してる親や先生は昔はいっぱい居たんです。あれやっちゃダメ！ってのに「なんで？」って聞いたら「・・それを聞くの？ねぇ、聞かない方が良い事ってあるんだよ・・・・昔ねぇ、オレがまだ子供だった頃にねぇ・・・」そこから怪談話が始まるんですよ。理由の分からないルールは世の中にいっぱいあるんです。それを何でやんなきゃいけないか？あなただってわかってるでしょ？
だからこんな感じだった。
ルール1：廊下を走っちゃダメ
ルール2：授業中の私語はダメ
ルール3：夏の夕方に校舎正門横の桜の木の下で待ち合わせしちゃダメ
え？なんで？って言ってもね。・・・それはなぁ・・・・いやぁ・・・・聞かない方が良いと思うぞ！
あはは・・「校舎正門」があるおかげで他のルールも守んなきゃなんない雰囲気になってた。あの先生、かしこかったんだな。たぶん。
でもそれでひるむ奴だけじゃなかった・・・中にはね、いるんだよ。やせ我慢してでもそこで待ち合わせする奴。だって俺らも馬鹿じゃない。そんなの作り話だってわかってる。わかってるんだよ。・・・一応ね。でもね、夕方暗くなった校門の横で一人で立ってるとね・・・
それやったやつが言ってたんだよなぁ。やった次の日にね。・・・オレ、見ちゃったかもしれない・・・・
あああぁぁぁ・・・もしかしたら・・もしかして・・・

家訓2：お盆が過ぎたらサボテンの種を蒔くべし

家訓3：お盆が過ぎたら植え替え用の用土を用意すべし

家訓3：お盆が過ぎたら・・・・