え？あなたこの池、直す気なの？まあねぇ、今のスイレン鉢、去年はちゃんと花咲かなかったしねぇ。でもこれってさぁ、シリコン材で補修されてるでしょ？これ、全部はがさないとだめなんじゃない？　

コンクリートって結構水を通す。もちろん穴開けてバサバサ通るって状態じゃないけどね。数センチの厚みのコンクリの箱、劣化すると数時間で水が漏れてくる。だからちょっと補修材塗ったとしてもコンクリを通して接着面が「濡れる」。コンクリで作った池に風呂の修理用、或いは水槽修理用のシリコン材で修復するってのは単なる一時しのぎになる場合が多いんだよ。やるならコンクリの面全部隠すくらい池全体に塗り捲らないと・・・
そういえば鉄筋コンクリートの鉄とコンクリってのは良い組み合わせなんだよね。コンクリはアルカリ性なので金属を腐食しづらい。鉄をコンクリで覆うって言うのは強度と相まってとっても合理的なんだよ。だけどコンクリも劣化する。主に二酸化炭素で外側から徐々に酸化していく。同時に水分も通しやすくなるので鉄筋コンクリートの耐用年数は60年しかない。木造と比べるととっても短いんだよな。
池の場合はね、木って言う訳に行かない。だからコンクリ？田んぼは泥だけでちゃんと保水出来てるよ。まあそういう方法もあるみたい。赤玉土を水て溶いて水の抜ける穴に詰める方法ね。だけどやっぱり一旦はコンクリ塗り捲ろうと思う。なのでシリコン材は全部はがさないと・・・

この池？

シリコン材で補修されてない？

はがしまくってやったぜ！