コピアポア 黒王丸 終了 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : プランター | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 1株 |
作業日 : 2015-01-14 | 2012-12-11~764日目 | 天気:- 気温:-℃ 湿度:-% |
新兵器の威力、見せてやるぜ!
コピアポア 黒王丸は謎の多いサボテンです。
自生地の姿は白肌に黒い棘。どくろに例えられるような独特な雰囲気を持っています。だけど・・・実際栽培すると全然白くなんない。ちゃーんと普通に緑のサボになるんです。・・・なんで?
自生地はアカタマ砂漠。年間降水量が数ミリ・・・何年かに一度ちゃんと雨が降るようなのでそれ以外の年は雨は無し。・・・・・・・・。
実際には海からの湿度で毎朝霧が出るんです。なので霧を吸って?・・・・・?ほんとにそんなこと出来んの?
海外には定点チェックをしている人らが結構いるんです。で、黒王丸を定点チェックして・・・10年間で新棘一本も増えてなかった・・・・。こいつらでかいやつは径が20~25センチ、高さも1メートル近くになります。・・・10年全く成長しないサボが1メートル?
そんなこんなでやっぱり現地と同じにしてやるのが一番の近道でしょ。って事でミストメーカーの出番です。こいつは要するに霧発生装置。タイマーで毎朝霧を発生させてみましょうか。
我が家の黒王丸
輸入球
みみづくさん 2019-11-11 22:40:30
はじめまして、こんにちは。
私も同じことをしてみたいと考えていたので、TK-One さんがどのような結果を得たかとても気になります。
もし栽培が続けられていれば、まる5年ほど霧だけで成長を続けたことになりますね。
コピアポアは現在も元気にしていらっしゃいますか?
見た目の変化はあったでしょうか・・・?
TK-Oneさん 2019-11-13 15:54:19
みみづくさん、はじめまして。
残念ながら霧作って育てるというのは失敗でした。気温の低い時期はましですが気温が上がるとカビとコケだらけになります。毎日霧を発生させるのと同時に乾燥させる時間も作れないと難しいです。
ただ、私は霧が黒王丸を白くするわけではないと考えています。勝手な想像ですが、菌根菌が関係してるんじゃないかな?通常の森林は地表に有機物が集中するけど森林の植物は菌類を通して地表の栄養分を吸収しているらしいんです。アカタマ砂漠の霧は地表が湿るほど濃い霧のようなので、地表の水分を菌類を通して集めてるんじゃないか?その菌類が国王丸を白く武骨な雰囲気にしてるんじゃないか?・・・なんて思ってます。残念ながら自生地から輸入した苗には土も根もない状態なので日本ではその菌類が共生している苗がいないのではないか。そう考えればとりあえず理屈は合いそうな気がするんです。
みみづくさん 2019-11-14 01:06:57
お返事ありがとうございます。
ナショナルジオグラフィックかどこかの、海外のドキュメンタリー番組が、アタカマ砂漠とコピアポアを撮影している映像を youtube で見ました。濃い霧が、C. krainziana のような、ちょっと毛の長いコピアポアにかかり、その毛に水滴がついて、集まって地面に落ち、地面を濡らしておりました。コピアポアに表面から水を吸収する能力はなく、そのようにして得られるわずかな水分を、他のサボテンと同じく根から吸うのではないかという説を紹介していました。
TK-One さんの予想した菌類の存在ですが、“白い現地球” の表面に付いたものは菌とは違うのでしょうか。あるいは菌だったとしても、生きてはいないということでしょうか。もし白い表面が菌ならば、植え替えしないでほっとけば、日本でも白くなってくれてよいのにな、と・・・。
でも、よく考えてみると、日本で松茸さえ人工栽培できないわけですから、コピアポアが白くならないのだとしてもそれほど不思議ではありませんよね。
ちなみにカビてしまったとのことですが、株じたいにカビがついてしまったのでしょうか? それとも、表土に? やっぱり日本で白いコピアポアは難しいのかな・・・。
TK-Oneさん 2019-11-14 09:07:05
現地で白くなるのは・・サボテンは乾燥から守るために表皮の外側にロウを分泌してクチクラ層を形成しています。これが厚くなって若干の空気が入り込んで白くなってる感じですね。なので菌で白くなってるわけではありません。
霧の中で育てると鉢も用土もカビとコケでドロドロになってきます。サボテンの表皮にはあまりついていなかったと思いますが、棘やアレオーレの綿毛はカビが生えます。水ぶっかけて洗えちゃえばいいんですが水やりしない栽培法なのでそれも出来ないんですよね。やるとしたら霧を発生させるときだけ密閉してそれ以外の時間は解放するようにするしかないと思います。電動のファンを使って外気を入れるようにしてもいいと思います。
あと、ミストメーカーは水深がちょっと変わるだけで出るミストの量が減ってしまいます。なので水深を一定にするのにちょっと苦労しましたね。やるなら最初からそこは考えておいた方がいいですね。
みみづくさん 2019-11-14 18:45:18
難しそうですね・・・。
私は、数時間だけ霧を発生させて、あとは他のサボテンと一緒に開放して育てるつもりでおりました。現地と同様の潅水(?)方法にしたら、白くなってくれるのではないか、という予測で考えていました。せいぜい3時間程度でしょうか。
霧による潅水で、ごく少量を毎日与えられることにより、コピアポアが生育可能な限界ギリギリの潅水環境を再現することができるかもしれない ・・・そういう意図ですけども、潅水辛めにするだけで白くなるなら、未だ世界の誰一人として再現できないということにはならないのではないか、とも考えています。
しかしながら、まずは「その程度の潅水量で、そもそも日本で生きながらえることすらできないという可能性もあるな」と不安でした。TK-One さんの場合、カビ・苔の類を理由におやめになるまでは、このような潅水方法でも枯死することはなかったのですよね。それがわかっただけでもたいへん助かりました。
TK-Oneさん 2019-11-15 05:37:29
まあ、何でも試してみるしかないよ。
ちなみにこの黒王丸は年2回の水やりにして2年後くらいに枯らしちゃったんだよね。水分減らすと育つのに時間かかるようになるのも難しい部分かな。現地で同じ株を定点観測してた人が10年間の成長が1センチ無かったなんて言ってるのを読んだことあるしね。そのレベルでやんないと、って考えると人間には無理かもなぁって思うよ。