「サボ」のある風景 終了 成功 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 里山 | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 9999株 |
作業日 : 2015-03-19 | 2015-01-01~77日目 | 17.8℃ 12.6℃ 湿度:89% 積算温度:497.9 ℃ |
第十話 しるし
太古の昔、人類は皆、神の存在を信じていました。神だけではありません。「あちら側」の存在。精霊、魔物、妖怪、お化け、そして天使や悪魔等々。もともと神話の世界では人もあちらの世界と深くかかわっていたんです。人間がそれを信じる事には理由がありました。人間以外の動物との大きな違い・・・自分が死ぬことを知っていたんです。動物は死期が近づいて初めて自分も死ぬ、という事を悟ります。でも人間は違った。自分自身に自信満々の猛者たちですら自分が「あちら側」に行く事を知ってしまった。だから「あちら側」に興味を持ったんです。
「あちら側」は当時の人々にとって畏怖の念を抱かせる存在でした。そこには人間には「絶対」と言っていい力があると信じたからです。そして「あちら側」に通じる場所も存在していました。今で言う「パワースポット」です。あちらへの入り口、あちらの住人が出入りする場所、そしてあなたが「生」の最後に通る場所・・・。そういった場所には必ず「しるし」がありました。霊感のある人には分かりますよね。わかる人が見ればその「しるし」は一目でわかるものです。
メキシコの山すそあたりを歩いているとその「しるし」を実際に見る事が出来ます。写真1を見てください。泥の壁のところどころに丸い「しるし」が描かれているんです。・・・・あっ・・いや、よく見ると・・・これは単なるサボテンですね。ストロンボカクタス 菊水じゃないですか・・・。あはは・・・いやーちょっと勘違いしちゃいましたね。
菊水、日本のサボ屋さんでも普通に買う事が出来ます。ちゃんと鉢に植わっててふっくら真ん丸になった「菊水」。・・・でも、やっぱりねぇ、これじゃ「菊水」の魅力ないんです。私にとって。
初めてコイツの写真を見た時は「何かの化石?・・・それとも遺跡?」って思ったもんです。泥道の片側にある泥の壁にめり込むように「しるし」がついてる・・・。なんじゃこれー!って思ったんですよ。その異様な雰囲気は十分に「あちら側」への入り口って思える威厳を備えていました。コイツだけは鉢で育てるもんじゃない。泥の壁の中で「成長する化石」として存在していてほしい。そしてもしかしたらあちら側へ通じるんじゃないか・・・そう思わせる存在であり続けてほしい。そして私がその「あちら側」への入り口に立つ時、私を温かく見守ってほしい・・。なんちゃって。
今回は
http://cactiguide.com/cactus/?genus=Strombocactus&species=disciformis
http://eagleeyetravel.blogspot.jp/2013/12/strombocactus-disciformis-in-queretaro.html
と、大阪カクタスクラブ会報28号から写真をいただきました。
しるし
アップ
開花
みほみほさん 2015-03-19 23:50:29
岩から花が咲いてるみたいですね
TK-Oneさん 2015-03-20 00:30:42
コイツはホントに現地で見てみたいんですよね。輸入苗なんかもたまにあるけど泥壁ごと輸入してるわけじゃないんで。
みほみほさん 2015-03-20 01:08:44
ホントだね!
今日ウユニ塩湖のテレビ見ててね、
そこにある島にサボテンがたくさん生えてて
行ってみたいなーって思いました。
TK-Oneさん 2015-03-20 01:09:43
俺もみてた。おいしそうだったよね。
みほみほさん 2015-03-20 01:12:46
あの種?(笑)
えーー!食べるの?これ!
って思った
おつかれ様( ^-^)_旦~さん 2015-03-20 04:51:02
なぜ、この場所を選んだんだろうっておもいますわー・・・
TK-Oneさん 2015-03-20 07:10:43
この場所を選んだ理由?他の植物と競合しない場所だからですよ。たぶん。形だけ見ると潜るタイプのエリオシケやコピアポアと似てますよね。
おつかれ様( ^-^)_旦~さん 2015-03-20 07:19:56
なるほどなぁw