「サボ」のある風景 終了 成功 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 里山 | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 9999株 |
作業日 : 2015-03-22 | 2015-01-01~80日目 | 19.6℃ 9℃ 湿度:50% 積算温度:539.2 ℃ |
第十一話 技! ver2
今回は人間の脳の機能の一つについて講義をします。
人間の脳には「条件がそろえばそこに存在しない物を見せる」機能があります。そこの君、分かりますか?例えば漫画がそうですよね。あぁ、漫画大好きなんですか。それは置いといてくださいね。あれは単なる紙。だけど紙の上に書かれた単なる線が人に見えたりものに見えたりしますよね。「人」の条件、「物」の条件がそろっているので脳が「そこに存在していない物」を見せているんです。
私が小学生の頃、天井の板の木目の中に人の顔があったんです。いや、昼間見たら単なる木目なんです。でも・・・夜は「誰かの顔」になる・・・。ははは・・そんなことってみんなもあるんじゃないですか?そっちの君はどう?・・あ、そう。やっぱりそういう経験あるでしょ。目と鼻と口があると後は脳が勝手に「人の顔」を作り出すんですよ。車なんかはもっとひどいですよね。ヘッドライトが人の目に見えるってだけで「精悍な顔つき」だとか「こっちの方がカワイイ♡」なんて言われたりしてます。鼻も口もないのに「顔」の表現をする事が多いのは「目」があるためにそれ以外は脳が勝手に「存在しない物を見せ」てるんですよ。
写真1を見てみましょうか。これなんかは石が植物の形になってますよね。えっ?花咲いてる?・・言ったでしょう。人間の脳は「条件がそろえばそこに存在しない物を見せる」んですよ。そんなもの存在してないの。
・・・だけど、こいつは亀甲牡丹みたいな形になってますねぇ。アリオカルプスの亀甲牡丹、知ってますか?あっ、知らない。・・そうですか。日本のサボ屋さんでも普通に売ってるんです。濃いめの緑でふっくら育ったやつがね。日本では弱光線で湿度高めにして育ててるんです。そうするとふっくらしてこんもりした亀甲牡丹になる。だけどねぇ、現地じゃぁこの写真の石みたいな感じなんですよ。色だって全然違うでしょ。わたし?ええ、私も育ててますよ、亀甲牡丹。ただでさえ成長遅いのに「現地風」なんて言って強光線で水やんない、なんて事やってるんで成長してるんだかどうだかわかんない状態ですけどね。
・・・っと、話がそれてしまいましたね。脳の機能にはいろいろありますが、その中の一つが「条件がそろえばそこに存在しない物を見せる」と言う機能。皆さん分かりましたか?来週も脳の機能について講義を行います。じゃあ日直は誰かな?ああ、君。掃除ちゃんと終わったか君が確認してください。以上。
今回の写真は
http://www.hajek-kaktusy.cz/obsah/o-mne-miloslav-hajek
roka79さんHP:http://roka79.exblog.jp/
より頂きました。
写真1
亀甲牡丹の自生地
近縁の連山
BOTANさん 2015-03-23 00:09:15
いただいた亀甲牡丹は最近少し緑が濃くなってきました。
届いた時からその後何もしていませんが、今後ゴジラというニックネームに相応しくなるのかしら、って思ってたんです。
でも現地の様子を見るともっとゴツゴツしてるんですね。
TK-Oneさん 2015-03-23 00:38:05
ゴジラは亀甲牡丹の中のいち園芸品種。ごつごつの強く出る顔持ったやつの事でイコールじゃないんですよ。
BOTANさん 2015-03-23 07:36:12
そうなんだ!∑(゚Д゚)
亀甲ボタンを調べると、=ゴジラ って書いてあるのでそうなんだと思ってました。
じゃあうちに来た子はゴジラじゃないんですね?
BOTANさん 2015-03-23 07:38:30
私は「顔に見える」というのが大好きで、毎日何かしら顔を探しているので、このお話は面白かったです(^^)
TK-Oneさん 2015-03-23 07:44:43
もともとはそういう事なんですけど亀甲牡丹イコールゴジラだと思っている人もいるかもしれませんね。一時期はその位はやったから。