「サボ」のある風景 終了 成功 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 里山 | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 9999株 |
作業日 : 2016-12-06 | 2015-01-01~705日目 | 14.9℃ 6.6℃ 湿度:62% 積算温度:12483.5 ℃ |
ペロリゴン
昔々ある所に・・・いたんだよ。妖怪ペロリゴン。え?知らねーの?奴はなぁ、何でも食っちまうんだよな。犬でも猫でもそこらの植物でもなんでもな。しかも食欲超絶!ペロリゴンに適う奴なんてのはいるわけねぇ・・・いや、いたな。俺様の愛する植物である所の「サボちゃん」の故郷、アメリカ大陸でとんでもねー絶滅の嵐が吹き荒れた事があるんだよ。奴らはなぁ、とにかく何でも食う。動物いなくなったら植物食って動植物少なくなったら次の場所に移動して・・・アラスカから南米の最南端まで1000年かけて生息域広げて食いまくったんだ。アメリカ大陸にいた大型哺乳類、47種類の内34種類がこいつに絶滅させられたって言われてる。アメリカライオンやアメリカラクダ、サーベルタイガーなんてのもこの時に絶滅したんだぜ。まあ1万4千年前の話なんで中小型の動植物がどれだけ絶滅したかまではわかんねぇ。なあ、あんた思うだろ。サボちゃん達が生き残ってよかったよなぁ。
ん?そいつらどんな奴らだったのかって?お前知ってるだろ。ホモ・サピエンスっていう哺乳類だよ。1万4千年前に氷河期で海水面が下がってアリューシャン列島が陸続きになったんだ。で、シベリアから陸伝えでアラスカに生息域広げたやつらだよ。こいつの祖先たちもアフリカやユーラシア大陸にはいたんだ。だからそこじゃぁ免疫があったんだな。見た目あんまり強そうに見えないけど”怖い連中”だってのをみんな知ってた。だからホモ・サピエンスが増えだしてもどうにかなった。でもアメリカ大陸やオーストラリアじゃ免疫なかった・・・何トンもある大型哺乳類や飛べない鳥達がこいつに絶滅させられちゃった。あんたもなぁ、ちょっと位かわいく見えてもなぁ、奴らペロリゴン以上なんだって肝に銘じておいた方が良いぜ。だけど・・よく考えたらサボちゃんたちもこの2万年~3万年で急激に発達した種類って言われてるんだよなぁ。ペロリゴンが作り出した不毛の大地にうまく適応したって事かもしれねぇなぁ。
今回はここから写真をいただきました。
http://www.cactusinfo.nl/index.php/winterharde-soortlijst?limitstart=0
http://sclerocactus-aventures.com/
こんな場所も奴らの仕業かも・・
それでもちゃんと根付いてる
もしかして・・ともに繁栄した?