サボの実生をやって最初の植え替えを発芽2日後にしてるって言うと「えっ？」っていう人、多いみたいですね。この「えっ？」はちょっと驚く+なんで？の「えっ？」なのかな？なら「なんで？」に答えなきゃなんないですね。
サボテンは発芽した瞬間はそれほど水分いっぱい持ってるわけではありません。でも発芽2日もたてば体積で発芽当初の数倍に膨らみます。これ、別に成長してるってわけじゃない。単に水分目いっぱい吸収しただけです。で、この状態で引っこ抜いたのが写真1。どうです？苗の根本って用土がちょっと塊りになってるだけですよね。この状態で植え替え用の鉢の用土表面にちょっとくぼみをつけて苗を植え付けます。植えつけるっていうより・・単に置くだけ。これで植え替え終了。でもあと数日たつとあの根元の用土の塊から根っこが伸びてくるので植え替えしずらくなってくるんです。発芽後しばらくはあまり成長しないように見えますけど根っこはしっかり成長するんです。種の小さな種類はこんな感じ。種の大きい種類は発芽2日後にはもっと根が伸びてます。でもそいつらも2日後位でなら植え替えも簡単。発芽用パットの過湿状態より普通の状態にした方が腐る苗も減るし発芽後に均等に植えつけた方が場所の効率も良くなる。一旦水分を十分に吸収すると結構乾燥にも強くなるので水やりを多めにして大人の苗と同じ環境にした方が苗自体も強くなるように思います。どうでしょう。このやり方の方が良いと思いませんか？

抜いた所

用土にくぼみつけて苗を置くだけ