ウッダード栽培記録 栽培中 読者になる
ウッダード | 栽培地域 : 埼玉県 さいたま市見沼区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 3人 |
栽培環境 : プランター | 栽培面積 : 0.2㎡ | 苗から | 2株 |
作業日 : 2016-07-18 | 2013-07-01~1113日目 | 34.4℃ 24.6℃ 湿度:69% 積算温度:17263.4 ℃ |
我が家の「ティフブルー」について(2)
(1)の続きです。
それではこの品種は何なのか、という事になりますが、結論から言うとウッダードで間違いないと思います。
写真が分かり易いです。「ブルーベリー大図鑑」※1と比較してみます。写真1は花の写真、写真2は完熟果の写真、写真3は樹姿の写真です。いずれも左が大図鑑、右が我が家の写真になります。
特徴ある花冠の形、完熟果の萼あ、萼片、実の形、開帳性の強い樹姿(横へ枝を伸ばして繁ろうとします)、いずれも良く似ています。
他の方法で検証してみます。
我が家のこの品種の特徴をざっと挙げてみます。
・ホームベルより開花・熟期が早い(早生)
・特徴的な花冠の形
・花芽はやたら付いて花は多く咲くが結果率が悪い
・果実の形は扁平で萼あは凹んでいて萼片は閉じ気味
・葉は先端の尖った長楕円形
・樹姿は明らかに開帳性
まず、開花・熟期で絞り込みます。
ホームベルより早生の品種※2 としては、アラバハ、モンゴメリー、クライマックス、ブライトウェル、ベッキーブルー、アリスブルー、オースチン、ウッダード辺りが該当しそうです。
次に、花冠の形、果実の形、樹姿で絞り込みます。※3
モンゴメリー、クライマックス、ウッダード辺りが該当しそうです。
品種間違いは、流通量が多くて古くからある品種に多そうだと推測します。
モンゴメリーは、数年前までパテントのかかっていた新しい品種なので品種間違いの可能性は低そうですし、「種子が少ない」というモンゴメリーの果実品質の特徴は、我が家のこの品種では感じませんでした(種のざらつきは普通にありました)。
クライマックスは、割と似ています。ウッダードと交配親が同じ(但し父母は逆)なので、そのせいでしょうか。クライマックスも割と古い品種で店頭でよく見かけるので、流通量も多いようです。花冠の形は、写真によってはクライマックスの方が我が家の品種に似ているように見えるものもありました。しかし、果実の萼あ部の形が五角形になる・樹姿が半直立性・葉が丸みのある楕円形という点で相違があります。
一番の決め手は、熟期が極早世でホームベルとの差があり過ぎるところでしょうか。
大関ナーセリーさま実績 ※2
≪熟期≫(20%~80%成熟期)
クライマックス 7月8日~7月29日
ウッダード 7月17日~8月17日
ホームベル 7月26日~8月17日
クライマックスとホームベルの熟期はほぼ重なりませんが、ウッダードとホームベルの熟期は6日ウッダードが早い程度でほぼ重なります。我が家のこの品種とホームベルは5日この品種が早く、ウッダードとホームベルの熟期の関係と一致します。
と言う訳で、今後は植物カテゴリとノートタイトルを「ウッダード」に変更して記録を続けます。
※1 渡辺順司さま著「ブルーベリー大図鑑」の288・299ページを参照しました。
※2 大関ナーセリーさまHPの「ブルーベリーの栽培」‐「ブルーベリー開花時期・果実成熟期」を参照しました。
※3 インターネットで多くの情報を参照しました。
写真1・花の写真
写真2・果実の写真
写真3・樹姿の写真