春の剪定分でも挿し木苗は5本ほどが順調に生長しています。7月に発根させた段階で鉢植えにした分も、８月に入り生長も始まったので、来年の収穫に向けて主幹を2～３本にしていく感じにしていきます。課題は冬が来るまでにしっかりした大苗に育てることができるかです。
　１年生苗は、室内に取り込み越冬させるのが無難なのかもしれませんが、できるだけ過保護にせず、路地での越冬をさせたいところです。

　また、２年生苗で、秋は挿し木苗作りに挑戦します。９月になると神戸の平均気温も25℃を切り始めます。すでに9月3日に、24.0℃を記録したので、これから秋に向けてどんどん下がってくるでしょう。
　秋の剪定分で、路地での挿し木苗作りは、冬になるまでにどこまで側根も発根させることができるか。９月中にどれだけ良い挿し穂が確保できるかなのかなと感じています。
　そこで、春のやり方とはかえ、水差しで発根を待つのではなく、２，３日水揚げしたら、連結トレイにどんどん挿していくことを今年は試していきます。
　用土は、バーミキュライトに鹿沼土を２：１。さらにパーライトも10％程度入れています。
　また、鹿沼土の代わりに、ピートモスも使ってみるなど、いろいろ今年は試しながら、目標は２００株の増殖にチャレンジしてみようと思います。
　

挿し木苗１号　９月２日

秋の挿し穂

連結トレイで発根を待ちます