今日は最高気温は9.0℃まで上がったようですが、今朝も最低気温0.6℃。たいした対策もしていない路地で越冬中の3年生苗には、相当厳しい寒さの日が続いた1週間となりました。
先日までは順調に成長をしようとしていた穂先もぐたっりしたり、葉も霜にあたって黄化し落葉しようとしています。でも、これは想定範囲内。できるだけ自然の状態で育ってもらうほうが良いと考えています。
昨年は、剪定以外は何もせず、路地で越冬しました。今年は2重鉢栽培のため、多少地温を上げる工夫をし、根がやられないようにはしていますが、3年生苗については、地上部分の茎や葉はギリギリまで自然のままの神戸の寒さの環境で、越冬してもらうほうが良いと考えているからです。
また、今回の寒波がこの冬の底だと感じています。
平均気温が10℃台を回復するようになると、昨年のように春枝の新梢が出てくると思っていますので、今回は、すでに一株は昨年末に鉢上げを行っていますが、まだ2重鉢の状態で頑張ってきた株も、そろそろ鉢上げの時期が迫ってきたかなと感じています。
鉢上げを遅らしたのは、10個程度、未成熟果を霜に当てた上で完熟させてみようと考えたから。採種を行い、実生苗を作るためで、今回の寒波で一気に色づきが進んだ感じのため、いずれ自然落下もするのではないかと感じています。
梅が咲き出す2月には、いよいよ今年の樹型を考えた上での剪定と鉢上げ作業を行おうと思います。