自家採種シリーズ_大根編(宮重大根) 終了 成功 読者になる
種子の会 | 栽培地域 : 愛知県 名古屋市守山区 天候 | 栽培方針 : 自然栽培 | 読者 : 0人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 120㎡ | 途中から | 3株 |
作業日 : 2017-03-20 | 2017-03-10~10日目 | 12℃ ℃ 湿度:44% 積算温度:96.6 ℃ |
母本選抜と移植
自家採種の本を書きあげて
電子書籍という形だけど
一応世に出した以上、
それなりの責務があると思っています。
自家採種が出来る様に書いたつもりですから
読んでできなかったでは申し訳ないです。
ダイコンの自家採種は
今回は本に書いたことを
踏襲してみようと云う試みです。
なぜって…
今までは何のためらいも無く
抽苔した株からタネをとり、
良いものだけを残すやり方を通してきました。
地上に出ている株の状態だけで判断して
採種株を選んでいました。
その理由は、採種量を増やしたいが為に
タネを取るまでの間は点在させて
場所を確保したことから、
作付け場所が狭くなっていました。
だけど本当はそれだけではだめで、
色々やらなくてはならないことがあったわけです。
今まではその必要がなかったから
敢えてやらなかっただけでした。
アブラナ科の自家採種については
本に詳しく要点を書いているので割愛します。
採種株を選び出すには
ダイコンを一度抜き上げる方法が使えます。
大根の生長を確かめて
土地柄に合った形のダイコンに
育て上げることが可能です
その為には、
母本選抜をして株を抜きあげたりするわけですが
今までは抜かずに判断していました。
今回は採種量が減るのを覚悟して
ダイコンを抜きあげてから選び出し
一ヶ所に集めて移植する方法を採りました。
手順は次の通り
1.ダイコンを全て丁寧に掘り出します
2.色形の良い株を選び出します
この時、選ぶ基準は平均的な形で揃えてもいいし
大小が多少あってもいいです
長い短いも同様にそろえるか長短を交えてもいいです
ただし、複数株を残すことが最低条件となります。
理想は10株以上
3.自家採種用の床土を準備して掘り越しておきます
堀り溝の斜面を急角度にして軽く灌水します
4.大根を掘り溝の急斜面に寝かせてから覆土します
株元まで土を戻してからしっかり灌水します。
5.一度地上部は萎れますが活着すれば、
再び葉の張りが戻り元気になります
移植時にダイコンンの根の部分を傷めない事
枯れた葉を取り除く程度にして、
決して短く刈り込まない事(光合成が不可欠です)
長くて太い採種株(確認のみ)
太くて短い採種株(移植)
移植後(確認株の隣に移植して覆土)