マメ科はよほどのことがなければ
育苗しないで直にタネを播けばいいのですが
このところ雨が多いことから
30株育苗しながら
畑に直播きしようと考えました。
とにかくササゲの類は
マメゾウムシの被害から逃げられないですね。
一番いいのは
どうせ自家採種しても次の年はタネを播くのだから
タネを取ったら一応選別してから
冷凍庫で保存すれば
仮にゾウムシが潜んでいても死滅します。
それをまごつくと食害されたまま凍結されるので
発芽させてみると子葉として開くはずのマメの部分が
傷ついたりすることがあります。
この子葉が傷つくと後の生育に影響が出るので
育苗して確かめるというのは
無理からぬことです
それでも食害等で生育が芳しくないのは
間引けばいい話なんですけどね。
なぜ育苗するかの答えは
自家採種した後の選別が
間違っていないかどうかの確認でしょうね
一応外見判断で
良いと思うものから順に三段階に分けて
それそれを混ぜないように密閉して
一倍良いタネは即冷凍保存します。
それ以外は
密閉した容器に入れて常温で保存します。
すると怪しいタネは、
ゾウムシが発生するので殺処分します
当然その中でも被害に遭っていないマメもあるけど
念のために自家採種の対象から除外します。
それ以外の常温状態で異常がないタネは
更に、タネ形状などから判断して
シワのある物や歪なタネは除外します
そこまで選別して残ったタネを
一度水に沈めます
長時間浸けると発芽するので
浮き沈みの鑑別が出来たら
浮いたタネは畑の緑肥として播きます
沈んだタネを直ぐに取り出して
充分乾燥させてから
乾燥剤と一緒に冷凍食品保存用の密閉袋に入れて
冷凍庫で保管します。
このような手間をかけないなら
食害に合う前に自家採種してしまえば問題ないです
生育旺盛なので採種用の実莢が熟していても
他で莢が生長しているので
収穫と自家採種が同時に行えるというわけです。