伝統野菜の栽培-17’-1_十六ササゲ 終了 成功 読者になる
つるあり十六ささげ | 栽培地域 : 愛知県 名古屋市守山区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 120㎡ | 種から | 30株 |
作業日 : 2017-07-27 | 2017-04-14~104日目 | 28.5℃ 24.4℃ 湿度:82% 積算温度:2333.8 ℃ |
十六ささげの栽培(その8)収穫と食害と採種
収穫はほぼ3日毎の間隔で
一日の収穫で10~15本になってきました。
よく見ると
1本だけ莢の蔕に近い部分で丸い穴を発見!
これを見つけると
先の時期は食害との競争ですね。
自家採取も
この時期までに必要数の70%以上か
または100%確保できていればいいですね。
数字に幅があるのは必要最低限の採取量が
圃場の大きさや栽培数で差があるからです。
いずれにしても
豆が熟しきるまでの柔らかい時期は
何かと狙われやすいです。
被害を少なくするには
蜘蛛やカマキリなどの天敵ががいると助かります。
圃場では毎年カマキリ卵嚢をみかけるので
どこかに潜んでいると思います
今年は、ウリハムシの被害がすごかったけど
ある時期を境にピタリと収まり
トウモロコシも生育途中の被害は皆無で
実の先を少しかじられた程度で
大きなダメージがありませんでした。
カマキリは梅雨になる前に数匹見かけましたから
隣地は工事で木々や緑がなくなり
鳥に狙われないように
草木に隠れて餌を確保して棲みつくには
畑しか残っていないため
畑の周囲をめぐらす植栽などの環境がなくなれば
ほかに安息場所がないので
昆虫をを含めた小動物がいなくなるでしょう。
圃場全体の食物連鎖生態系が保てる環境にあることは
自然栽培の最大利点であり、
害虫被害もそれほど大騒ぎぎすることなく
安心できるわけです。
それも度を越して被害が多い場合は
安心してはいられませんが
被害が大きいとか頻度が増すのは
必ず原因が畑の中にある場合が多く
それを改善できれば被害は減少するはずです。
被害が軽微な時は大騒ぎしないで
害虫とて生きていかなければならないので
慈悲の心をもって虫の取り分を施した
そう思えば怒りも少なくなるでしょう。
本日の収穫
ささげ15本(0.15㎏)
再栽培用採取35粒
十六ささげ(15本)と収穫野菜
栽培用採取(35粒)