採種16’の栽培-17’-4_真桑瓜 終了 成功 読者になる
奈良一号 | 栽培地域 : 愛知県 名古屋市守山区 天候 | 栽培方針 : 自然栽培 | 読者 : 0人 |
栽培環境 : 畑 | 栽培面積 : 120㎡ | 種から | 24株 |
作業日 : 2017-08-15 | 2017-04-10~127日目 | 27.2℃ 22.8℃ 湿度:85% 積算温度:2919.8 ℃ |
懐かしい野菜の栽培(その10)試食と自家採取
先日といっても少々日が経ちましたが
収穫した1番果の試食ついでに自家採取しました。
完熟果の味は如何程かといえば…
そうですね~何かに例えるとするなら…
今では
プリンスメロンを食べる人がいないから
ピンと来ないかもしれませんが
実の部分にも味が微妙に違い
実幅(厚さ)の真ん中付近を基準に
皮に近い方は サクサクとした食感で
プリンスメロンのような甘みを感じました。
実の中でも中心に近くて熟した部分は
完熟のラ・フランスを食べているかのような
柔らかさと甘味がしましたね。
実を切り分けると同時にタネも取り出して
綺麗に洗浄してから乾燥させました。
充分に乾燥させてから
保存する完熟種子を選別するのですが、
タネの外見で大凡の成熟度が判別できます。
完熟しているタネは細長い種の横断面方向を見て
中央に膨らみがあり、
全体は薄い褐色を呈してして硬く
机などに落とすと
充分聞き取れるほど高い音がして大きく跳ね返ります。
一方未熟なタネは
細長いタネに対して横断面方向を見ると
ふくらみがなく平らか断面中央にへこみがあります。
タネ全体は薄いクリーム色を呈し、
中央にへこみがある場合は
タネの長手方向(縦方向)影になって見えます。
これが完全に未熟なタネだと
全体の厚みが薄いため
タネの向こうが透けいるかの様相をしています。
ただし、追熟途中のタネもあるので
どちらの特徴を持っています。
そのため選別する際に迷うことがありますが
底の深い器の中に水を満たし
どっちつかずの種を沈めてみます
浮くようであれば
未成熟なので保存対象から除外し
涼んだ場合は充分乾燥させて
保存するネと一緒に入れて保管します。
種子選別を含む採種作業の結果は次の通り
タネの総数:約300粒以上
(概数なのは取り出し中の損失分を含む為です)
未成熟なタネ:179粒
完熟したタネ:122粒
成熟中のタネ: 4粒
以上でした
補足
完熟果にできたタネの成熟割合は
タネ全体の40%と半分にも満たない数値ですが
おそらく一番成から採取した為でしょうね。
試食したマクワウリ(デザート)
完熟果から取り出したタネ(約300粒以上)
選別したタネ(左側…保存用の完熟種子)