トンネル de アキヒメ 栽培中 読者になる
章姫 | 栽培地域 : 茨城県 つくばみらい市 天候 | 栽培方針 : 有機栽培 | 読者 : 9人 |
栽培環境 : 庭 | 栽培面積 : 6.5㎡ | 苗から | 124株 |
作業日 : 2018-01-20 | 2017-07-16~188日目 | 8.9℃ 1℃ 湿度:72% 積算温度:2727.6 ℃ |
冷え続けるトンネル
前のページでトンネル内の最低気温が外気温と余り変わらないと記したが、その原因はトンネル内の過冷却にある。
露地の場合、放射冷却によって地表面の温度が下がっても、風によって比較的温度が高い上空の大気と攪拌され、気温の低下が抑えられる。しかしトンネルがあると、外の暖かい空気が入ってこないので、中は冷やされ続けてしまう。茶畑で葉が霜で傷むのを防ぐため、扇風機を高いところに設置して、空気を攪拌させているのも同じ理屈である。
ウチには室内の温度を測るときに使った温度計が幾つかあるので、トンネルを掛けていない第3畝の葉陰の外気温と、アルミシートを掛けていないトンネルの中の温度と比べてみた。イチゴトンネルの温度も測っているが、グラフが煩雑になるので下には示していない。
1つ目のグラフは1月5日から6日にかけて。夕方以降外気温は下がり続け、午前6時30分に最低(-3.4℃)となる。トンネル内の温度も同様に下がり続けるが、外気温より2℃ほど高く推移し、最低気温は-1.2℃だった。このように気温が下がり続ける日は、トンネル内の温度は外より高くなる。
2つめのグラフはその翌日、1月6日から7日にかけて。この日は夜から風が強くなった日で、外気温は午後7時30分まで下がり続けたが、その後一旦上昇して緩やかに下がった。これに対してトンネル内の気温は前日同様下がり続け、最低気温は午前7時の-2.8℃で、外気温より2.1℃も低かった。空気の攪拌によって気温が余り下がらない日は、トンネル内の温度は外より低くなる。
このような現象はビニールハウスでも同様に起こり、ビニールやポリで覆っただけでは寒さ除けにはならない。低温に弱い作物を冬に育てる場合には、被覆を二重にしたり、加温するなどの対策が必要となる。
1月5日から6日にかけての外気温とトンネル内温度
1月6日から7日にかけての外気温とトンネル内温度
アルミシートを掛けていないトンネル
どらちゃんさん 2018-01-20 19:40:23
ふむふむ……
φ(..)
tommy♪さん 2018-01-20 19:52:55
φ(..)
kappaさん 2018-01-22 00:52:28
どらちゃんさん、tommy♪さん
因みにこのトンネルの中のレタス苗は、生長しないばかりか、段々消えてしまっています。
どらちゃんさん 2018-01-22 02:47:35
(T^T)