トンネル de アキヒメ 栽培中 読者になる
章姫 | 栽培地域 : 茨城県 つくばみらい市 天候 | 栽培方針 : 有機栽培 | 読者 : 9人 |
栽培環境 : 庭 | 栽培面積 : 6.5㎡ | 苗から | 124株 |
作業日 : 2019-08-07 | 2017-07-16~752日目 | 33.8℃ 24.6℃ 湿度:81% 積算温度:11010.9 ℃ |
2019年イチゴ収穫まとめ
梅雨明け後気温が上がり、ランナーは殆ど伸びなくなった。イチゴにとって8月は気温が高すぎる厳しい時期。苗を水切れさせるとすぐに枯れてしまうので気を遣う。畝の株はたまに実をつけているが、僅かなので収穫はしておらず、ここで2019年の収穫量をまとめておく。
収穫総量は約3,700個・25.7kg。過去10年間では3番目に収穫量が多かったが、3畝ともトンネルしたのは今年が初めてだったので、その意味ではやや不満だった。その原因は5月中旬に第3畝がコガネムシにやられ、早々にリタイアしたこと。例年ある程度の被害はあるのだが、今年は一畝が全滅するくらい酷いものだった。この畝は余った苗をやっつけ仕事で植えたもので、畝作りからしっかり準備しなければダメなようだ。
今年は第1畝に前年の親株から採った苗を、第2畝に新たに購入した株から採った苗を植え、収量を比較している。
章姫の1株あたりの収穫量は、第1畝が198g(平均果重6.6g)、第2畝が233g(平均果重8.8g)と、第2畝の方が15%ほど多く、粒も大きかった。第1畝の株は花は良く咲くのだが、いざ結実する段になるといびつな実が多く、章姫らしい綺麗な紡錘形の実は少なかった。このことは昨年も感じており、長年の栽培によるウィルス病の影響が出ているのかも知れない。
宝交早生の1株あたりの収穫量は、第1畝が158g(平均果重6.0g)、第2畝が149g(平均果重6.5g)と、余り変わらなかった。ウチの栽培法ではこれまで宝交早生は1株あたり平均で200g以上採れており、第1畝・第2畝とも収穫量が明らかに少なく、畝の比較以前の問題だったようだ。今年の宝交早生はどちらの畝も株が小さく、採れる実も小さいものが多かった。例年と異なる点は、定植時期を遅らせたこと。休眠が浅く保温を開始すれば生長を始める章姫と異なり、休眠が深い宝交早生は、適期に定植しなるべく株を大きくしておく必要があるのかも知れない。
その他の品種の1株あたりの収穫量は、とちおとめ156g、越後姫221g、桃薫273g(いずれも第1畝)。とちおとめは昨年好調だったが、今年は不調で、その原因はよく分からず、何か品種のクセがあるのかも知れない。好調だった桃薫は2株だけなのでたまたまかも知れないが、この成績を見ると来年も期待したくなる。
今年はトンネル部隊の定植時期を9月中~下旬に戻し、品種は章姫中心に、宝交早生、越後姫、桃薫などを交えるつもり。今のところポットに受けた苗の数は章姫73株、宝交早生37株。これに越後姫、桃薫などを加えると、目標はほぼ達成しているが、この暑さで生長しない株も出てきそうなので、予備苗をもう少し確保したいところ。
2019年イチゴ収穫量まとめ
章姫育苗状況
宝交早生育苗状況