トンネル de アキヒメ 栽培中 読者になる
章姫 | 栽培地域 : 茨城県 つくばみらい市 天候 | 栽培方針 : 有機栽培 | 読者 : 9人 |
栽培環境 : 庭 | 栽培面積 : 6.5㎡ | 苗から | 124株 |
作業日 : 2019-12-29 | 2017-07-16~896日目 | 9.9℃ -2.8℃ 湿度:65% 積算温度:13426.9 ℃ |
トンネル二重被覆
低温障害を受けてしまった第3畝。今日のトンネル内の温度を1時間間隔で測り、第2畝と比べてみると、第2畝は正午に26℃まで上昇するが、第3畝は午前10時の13℃が最高で、早めに日陰になる影響が大きかった。
最低気温は第2畝が2℃だったのに対し、第3畝は-0.6℃と、アルミシートを掛けていても氷点下まで下がってしまっていた。温度が低い理由は、放射冷却が強いこと以外に、昼間に地温が上昇していないこともあるようだ。
対策としては、まず被覆材をより保温性の高いものに代えることが考えられる。しかし保温性の高い農ビや、二層構造の農ポリは基本的にハウス用で、高価な上にトンネル用に切り売りされていない。そこでトンネルを二重にすることにする。
被覆材を2枚にすると、中の温度は当然高くなるが、デメリットとして、温度が上がりすぎて高温障害が発生することがあり、その場合は日中外側のトンネルを解放する必要がある。また、放射冷却の抑制効果は殆どないので、低温対策は別途行う必要がある。
ウチではこれまで被覆材が1枚でも中の温度は30℃近くまで上昇していたので、二重トンネルは行ってこなかったが、日照時間が短い第3畝であれば、高温障害の可能性は低いと思われる。
作業としては、まず薄汚れている2年目の農ポリを撤去。次に新しい防滴ポリで内張りトンネルを作る。最後に新しい農ポリ(普及品)と一回り大きいトンネル弓で、外張りトンネルを作って完了。内張りと外張りの農ポリが接触すると二重にする意味がなくなるので、隙間があいて空気層ができていることを確認。
人工授粉時の開閉はかなり面倒になるが、背に腹は代えられない。気温が氷点下になる日にアルミシートを掛けるのは今までと同じ。この状態で暫く中の温度を測って、効果を確認したい。
まず内張りトンネル
外側に一回り大きいトンネル弓を設置
二重被覆完了