〜 瞳を閉じて、想いを馳せる 〜

ともし火が消え ...はや、2週間 ...
この間の心境は、どうだったのだろう

こころにスキマどころか、
ぽっかりと空いたその穴からは、
さぞかし寒い風が吹き込むことだろう

自ら、防寒できてるのだろうか
そんな気持ちにすら、なれないのだろうか

ずーっと、
寒風に晒されたままなのだろうか

それとも、誰かに暖かい上着を
かけてもらえてるのだろうか ...

そんなことを考えながら
いつものように、一歩足を踏み入れる

揺らぎの煙が、冷え切った部屋と白い箱の横をすり抜ける
匂いよりも先に、耳鳴りが聞こえる
張り詰めて、乾いた空気

手を合わせ、しばし目を閉じる

♬... 朝、目覚め〜る度に〜
君の、抜〜け殻が横に〜い〜る
ぬ〜くも〜りを、感じた〜
いつ〜もの、背中が、冷たい〜 ...♫

♬... 苦笑い〜を、や〜めて〜
重い、カ〜テンを、開〜けよ〜う
眩しす〜ぎ〜る朝日〜
僕と〜毎日の、追いかけっこだ〜 ...♫

♬... あの日、見せ〜た泣き〜顔
涙照らす夕陽、 肩のぬく〜もり

消し去ろ〜うと、願〜う度に
心が〜、 体が〜、 君を、覚・え・て・い・る ...♫

Your love forever

♬... 瞳を、閉〜じて、君を描〜くよ
そ〜れだ〜けで〜いい〜
た〜とえ、季節が、 僕〜の心を〜
置〜き去りに〜してもォ ...♫

〜 瞳をとじて 〜 平井堅


「お父ちゃん、ありがとう ...いつも、自分の子どものように、気にかけてくれてたね、多く作って「これ、持ってってやれ！」と、ぶっきらぼうながら...
いつも甘えてばかり、あのラーメン、餃子、時には柚子を効かせた秋刀魚、あんな美味しい物は、今も忘れません...


...どうか、残された奥さんのことを暖かく見守り続けて下さい、どうか...」


もう、ぼやけて、読めない