家庭菜園をしていると必ず目にするのが
「元肥を入れてください」「～の頃に追肥をしてください」
更に果樹の場合は「お礼肥を～」「寒肥を～」などの単語が出てきますね！

Ｑ．じゃあ具体的に何をどうすればいいのよ！？
Ａ．正解はありません？！

じゃないかと思うんですよねぇ～・・・
施肥についてはそれぞれ色々な考え方があると思うわけです。
そして施肥量の計算なんか難しくてできません(｡＞0＜｡)
はい。すみませんでした　(_ _)　

ここでは大雑把にざっくりとイメージ的に考えてみようかと思います。
初心者用になるべく解りやすくしたいと思います。

まずは八百屋さんや肉屋さん、魚屋さんでお買い物！
下ごしらえして調理しないとこのままでは食べられません！
これが油粕や鶏糞、蟹ガラ、魚粉、骨粉、米糠などの有機肥料。

でもカット野菜とか三枚下しとか下湯でとかやっといてくれると助かるわ！
これが醗酵堆肥とかバーク堆肥、醗酵鶏糞、ぼかし肥など。
既に醗酵させてあるので少し手を加えるだけで食べられます。

そんな暇はないのでお惣菜とかお弁当とか出来合いサラダとか加工食品！
こちらはすぐに食べられますよ！
これが化成肥料。ちょっと違うか・・・
え～材料が無機物なのが化成肥料です。即効性があります。

液肥はもっと早く効きます。
噛まずにゴクゴク飲めますから。でも腹持ちは悪いです（笑）
すぐにお腹がすいてしまいます。

肥料ではないけれど活力剤もあります。
栄養剤とかビタミン剤みたいな感じですね。

肥料には即効性肥料と緩効性肥料があります。
即効性肥料は主に化成肥料です。すぐに効きます。
有機肥料は緩効性で分解されるのに時間が掛かります。
でも化成肥料でも緩効性の物もあります(;^_^A

元肥は植え付けの時に土に混ぜておく肥料です。
最後までとはいかなくとも長期間効かなくてはいけないので
ゆっくりじわじわ効く緩効性の肥料を使います。
逆に追肥は今すぐ栄養補給したいので即効性の肥料にします。

肥料には３要素というのがあります。
チッソ（葉）、リン酸（花・実）、カリ（根）です。
化成肥料なら何がどれだけ入ってるか書いてあるので楽ちんです。
有機肥料も書いてありますが自然の物が相手なのでキッチリとはいきません。
自分で配合して作れば尚更ですね。

こんな感じの肥料ですがじゃあ化成肥料だけでいいか！
と言えばその他微量元素が不足したり、土がふかふかじゃなくなったり。
土壌の微生物が減ったりするのでやっぱり有機肥料は必要かな？
ところで、プランターでは水遣りの度に肥料も流れるので
一般の畑より多く必要だったりします。

でも気をつけないといけないのは、肥料のやり過ぎです。
お腹いっぱいなのに無理して食べれば具合が悪くなるでしょ？

さて、作物を育て終わった土ですが撒いた肥料が全て吸収されていれば
問題はないのですが・・・絶対食べ残しがありますよね。
人間なら生ごみで捨てる事もできますが・・・
植物はそうはいかないのでここから計算しないとダメなんです(；△；)
そして土壌改良剤とか（堆肥なんか）にも肥料分はあります。

自分家の土がメタボなのか栄養失調なのか・・・
それによってダイエットするのか？いっぱい食べるのか？
はい。本に書いてある通りに肥料をやれないんですねぇ・・・

同じ栄養素でも何を使うかもありますねぇ！
人間も炭水化物と一口に言っても米なのかパンなのか蕎麦なのか？
植物も同じで、チッソ肥料にも色々な原料があるんです。

植物を育てる人にも色々あって、育てる場所も色々で
育てる植物も色々で、育てる土も色々で。
有機栽培したい人、液肥で育てたい人、化成肥料のみの人・・・
さながらこれらのご飯は「お袋の味！」
正解なんてないのです(ﾟｰﾟ)(｡_｡)ｳﾝｳﾝ

でも元気で健やかに育って欲しいと思うから
心を込めて体調に合わせて美味しいご飯をあげたいなぁ＼(＾▽＾)／
こんな感じで考えていけば何となく肥料の事・・・
余計分からなくなったかも？(;^_^A