水耕栽培について 栽培中 読者になる
その他-品種不明 | 栽培地域 : 愛知県 岡崎市 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 1人 |
栽培環境 : 水耕栽培 | 栽培面積 : 36㎡ | 苗から | 1株 |
作業日 : 2019-07-25 | 2019-01-01~205日目 | 33.8℃ 25.4℃ 湿度:74% 積算温度:2965.5 ℃ |
垂直パイプへの移行
垂直パイプを使用した水耕栽培をするにあたって、最初の問題は設置場所でした。
それまではベランダでやっていましたが、樹が大きくなるにつれて洗濯物を干す邪魔になり、嫁にチクチク小言を言われたりしてました。
また収穫についても奥のほうの実が取りづらかったりしていたので、カーポートの下…じゃなくてウッドデッキの上に水平棚を作って育ててみようと思いました。
とりあえずウッドデッキと花壇の上の2m×4mの水平棚で育てるつもりで、それに合わせて垂直パイプの場所を考えたとき、設置場所はそれまで花壇として使っていた場所しかありませんでした。
そしてどうせ土の部分に設置するなら養液温度が夏冷たく冬あったかくなるよう、垂直パイプ間をつなぐ水平パイプを地中に埋め込みました。温度的にどれぐらい貢献してるかわかりませんが、マイナス効果ってことはないと思って特に効果の調査はしてません。ついでに表面上は土の部分の面積はほとんど変わっていないので花壇としてもそのまま使えるメリットがあります(ただし根域は狭くなります)。それなりの高さになる植物を育てれば垂直パイプに当たる直射日光も削減できるため夏の水温上昇が防げていいことづくめだと考えました。
ただしパイプのメンテナンスは不可能です。しかし多少養液が漏れても花壇の植物への肥料となるだけなので全く問題ありません。
これにより現在メインで使っている垂直パイプ1号機が完成しました。スペックとしてはΦ100の塩ビ管を使用し植穴部のみΦ125で植穴の数は3個、栽培層の高さは約1m、水平方向に約3mでパイプ部の容量が約50L、養液タンクは200Lで24H養液を循環させています。エアーポンプは水圧に負けないようにちょっと大きいやつを使ってます。
去年から稼働させており、去年はトマト3本(ピッコラカナリア、ロッソナポリタン、キャロルスター)を育てましたが、ヒヨドリに赤いトマトが食べ散らかされたり、コナジラミが大量発生して大変だったり、台風で水平棚が壊れたり、最盛期にはとても食べきれない量が取れたり、それなりに大変でした。そして真夏には養液消費量もかなりのものとなり、ハイポニカではコストパフォーマンスが悪く、財布にやさしくないと感じました。
また透過率が低いため除外していたカーポートの下にも試験的に枝を伸ばしてみたところ、十分な生育が見られた上に、12月でも霜にやられることなく収穫できたりしたので、今年からはカーポートの下にも水平棚を設置することにしました。
次回は水平棚について。
上部70cmはΦ125
給水パイプ&ほお晴れBJ
メイン装置概略図