以前どこかでカーポート下のスイカの着果率が悪いというようなことを書いた気がしますが、スイカ栽培も終盤になってここまでの経過を見ると、カーポート下と直射日光が受けられる庭の上の水平棚の両方につるを伸ばしているスイカ、ほお晴れBJについては明らかに着果率に差がありました。(自然授粉ですが、虫はカーポート下もくまなく回っていたように思います)
ほお晴れBJはまだ収穫していない実も多いですが、カーポート下の棚、4m×4mの半分以上をほお晴れが占拠していますが、最終的にここで実ったほお晴れは4個だけでした。庭の上の棚でほお晴れのつるが占める面積的にはカーポート以下となりますが、こちらで実った実の数は10個以上でした。(時期によって実のサイズが全然違いますが重量で見ても倍以上違いそうです)
そう考えると、やはりカーポートの透過率が低く面積のわりに光合成生産物があまり作られていないため、着果しづらい状況になっていると考えられます。
それに対してメロンのころたんは、庭上の棚と、カーポート下の棚両方に広がっていて、<実の数>/<葉の面積>で見るとカーポート下のほうがやや不利ですが、スイカほどの差はありませんでした。ちなみにトマトについてもやはりカーポート下のほうが不利でした。
この差はどこから出てくるのかと考えたときに、スイカの光飽和点は野菜の中で一番高いと言う話を思い出し、それぞれの野菜の光飽和量を調べてみました。
スイカ8万ルクス、トマト7万ルクス、メロン5.5万ルクスと言うことでした。また補償点についてもメロンが一番低く、スイカの1/10の400ルクスでした。ちなみに夏の晴天時で10万ルクス、曇りで3~5万ルクス、雨や日陰で1万ぐらいのようです。
上記内容からして、我が家のカーポートの透過率はたぶん50%ぐらいと推測されます。反射光もあるのでもうちょっと低いかもしれませんが、計算上はそれぐらいで見ておくと合いそうです。
であれば、来年の栽培の時には、直射日光が当たる庭上の棚はスイカに譲り、カーポート下の棚はメロン専用にするのが最も効率がよさそうです。メロンの実はスイカより傷みやすく雨避けのメリットも享受できるのでその意味でもカーポート下が向いています。放任できれいに棚に広がるのはスイカですけどね。
しかし、本音を言えばカーポートを透過率の高いものに張り替えたいです。いくらぐらいかかるのかな~?(嫁に怒られるかもw)
トマトについては来年は規模を縮小して、養液土耕で種類を増やそうかと思ってます。なので水平棚からは撤退の予定です。苗が老化しても挿し芽で簡単に増やせますからね。我が家のプチぷよも去年買った苗で挿し芽を室内で越冬させて、春先に伸びた芽をまた挿し芽で水耕に移したものです。今年はプチぷよ赤と黄色を越冬させるつもりです。気が向いたら純あまとキャロルスターも越冬させます。越冬させながら収穫する冬トマトはべらぼーにうまいです。トマトが嫌いな人が食べてもうまいと言うと思うぐらい、甘くてうまみが強くて絶品です。でも室内のためあまり株を大きくできず、1か月で数個しか取れませんw
透過率が低いカーポート下で野菜を育てるときは、品種を考えたほうが良さそうだというお話でした。