新星「よつぼし」 栽培中 読者になる
よつぼし | 栽培地域 : 茨城県 つくばみらい市 天候 | 栽培方針 : 無農薬栽培 | 読者 : 0人 |
栽培環境 : プランター | 栽培面積 : 0.1㎡ | 苗から | 1株 |
作業日 : 2020-01-16 | 2020-01-16~0日目 | 9.8℃ -1.2℃ 湿度:69% 積算温度:0.0 ℃ |
「よつぼし」レビュー
ウチではこれまでイチゴは章姫を主に作ってきました。章姫は古い品種ですが、休眠がとても浅い、果実が大きくなる、収穫量が多い、低い温度でもよく育つ、開花(花芽分化)が早いなど、トンネル栽培に適した特徴がたくさんあります。これまで栽培した品種の中では、総合的に見て章姫を凌ぐものはありませんでした。しかしイチゴの品種改良はどんどん進んでおり、ウチの条件により適した品種が既にあるかも知れません。そこで今年は「よつぼし」を育ててみることにしました。
品種登録データベースによると、果実の大きさは「よつぼし」が「中」で章姫が「大」となっています。とちおとめなどの主要品種は殆ど「大」なので、「よつぼし」の果実は普通より小さめと言えます。参考資料によると、早期収量・総収量とも「よつぼし」は章姫よりやや少なく、さちのかよりやや多いようです。
「よつぼし」の売りは種から苗を作れる点で、それ以外では各県の最新品種と比べて特に秀でた特長は無いように思われますが、今回期待している点は「早生性」です。ウチのような無加温のトンネルで午後1時頃から日陰になる条件では、厳寒期の温度は非常に低くなり、人工授粉をしても殆ど成功しなくなります。そのため寒くなる前の10~12月上旬に花を咲かせ、12~2月に収穫し、中休みのあと春から収穫を再開するという流れとなり、如何に花を早く咲かせるかが鍵となります。文献によると「よつぼし」の開花はかなり早いようですので、ウチの栽培条件に適しているかどうか、試してみたいと思います。
出番を待つ「よつぼし」の苗
章姫との収量比較(「よつぼし」の開発と今後の展開 から抜粋)
さちのかとの収量比較(出典同上)
金角さん 2020-01-19 18:58:50
我が家では今季から路地で育て始めましたが、四季なりと同じタイミングで花が咲いています。秋口から花が付いていたので、その時期までに株を大きくすればかなりの長期間収穫ができるかもしれません。寒くなってからの傾向は促成栽培用の品種同様です。草勢は割とある方なのでトンネルでも育てやすいですが、章姫と比較すると低温時の成長は鈍いようです。
kappaさん 2020-01-20 08:16:31
金角さん
詳しい情報、ありがとうございます。
よつぼしの四季なり性は少し弱いようですが、それでも花芽は出てくるのですね。そうするとランナーが出る期間が短くなりそうなので、出てきたランナーは大事にすることにします。
章姫より低温下の生長が鈍そうという点は、少し気がかりです。ハウスより低温になるトンネル栽培での収量を、章姫と比較できればと思います。
金角さん 2020-01-20 20:32:53
ランナーは非常にたくさん出ました。ポット植え一株から40弱苗が取れていました。
好みや栽培条件にもよると思いますが、味に関しては章姫よりもかなり上と思います。甘さと酸がバランスよく濃い感じですね。続報楽しみにしております。
kappaさん 2020-01-21 01:39:56
金角さん
ランナーはたくさん出るのですか♪ それでしたら、苗作りは何とかなりそうですね。味も良いとなれば、収穫が楽しみです。
ウチは今年は苗作りの年になるので、収穫時の評価は金角さんのノートを参考にさせて頂きます。