★ワッサーは、桃よりも果汁が少なく、皮をむいてしたたり落ちるほどではないので、あまり手を汚さずに召し上がれます。桃がとにかく身崩れしやすいのに対して、ワッサーは適度なかたさがあるので身崩れしにくく、また果実があざやかな黄色なので、タルトを作るのに適しています。気になるお味は、白桃の甘みにネクタリンの酸味がほどよくきいて、絶妙な旨みがあります。
ワッサーの収穫時期には、早い時期に実り栽培期間の短い早生(わせ)と、平均的な栽培期間で実る中生(なかて)があります。早生は7月下旬〜8月中旬、中生は8月中旬〜8月下旬に収穫し、出荷されます。
★ワッサー
栽培方法
植え付け:落葉後の11月から春の3月頃までに植えつけます。温暖な気候を好みますが、よく日の当たる場所で、排水さえよければ、本州どこでも問題ありません。排水不良な土地を最も嫌うので、排水、通気性のよいやや肥沃な砂壌土が好適地です。縦横深さ80cmの植え穴を掘り、掘り上げた土に苦土石灰をカップ一杯ほど混ぜておきます。
水:土壌水分が多すぎると根腐れを起こしやすいので、水の与えすぎに注意します。庭植えでは特に必要ありません。鉢植えでは盛夏に1日2回十分に与えます。他の季節は乾いたら与える程度とします。
肥料:十分な有機質肥料を施し、肥培します。12~2月と花後に窒素、リン酸、カリ分の化成肥料を施します。
受粉/結実:花粉が多く、人工授粉は必要ありませんが、確実に実をならせるなら、開花間もない時期に、花粉をおしべからとってめしべに受粉するか、花をとって直接めしべに受粉させます。開花後4週間と5月中下旬の2回に分けて余分な果実を取り除きます(摘果)。果実1個に15~20枚の葉がつくくらいにします。袋がけはしなくてもかまいませんが、病害虫にあうようならするようにします。
病害虫:黒星病、灰星病が発生したらトップジンMを散布します。害虫は3~5月にスカウト水和剤を散布します。
★はなよめ
はなよめは、「日川白鳳」の枝代わり品種です。
果重は250g前後で、酸味が少なく甘く果汁も多くジューシー。
極早生品種で、この時期に成熟する桃としては大玉で食味良好です。
生理落果は少なく、果皮が赤く色づき、外観良好で無袋栽培も可能、日持ちもします。
◎自家結実性あり、1本で結実します。
★はなよめ
最高糖度15度と甘くてジューシーな極早生モモ。果重約250gと小ぶり。無袋栽培も可能です。
収穫時期は◎6月中旬~下旬。
★ はなよめ
「日川白鳳」の枝代わり品種で、酸味が少なくとても甘くて美味しい品種です。
極早生で、収穫時期は6月中旬頃。生理結果が少ないので、無袋栽培も可能です。
自家結実性があるので、1本でなりますし、花粉が多いので受粉樹にもなります。
小ぶりですが、玉揃いが良く、裂果が少ないです。育てやすいので、初心者にオススメの品種。
肉質はきめ細かく、程よい硬さで食感が良く日持ちが優れています。
2月5日
植え付けた。
ワッサー 6月20日