自分用メモです!
[基本的栽培の情報]
ラベンダーは、地中海沿岸が原産地の多年草のハーブ。
その良い芳香からポプリや食用まで幅広く使われている。
場所は、日当たりと風通しのよい場所で育てる。
高温多湿に弱い品種もあるので、夏越しは西日の当たらない半日蔭の所で行う。
酸性土壌を嫌い、pHは6.7~7.3が適正。弱アルカリ土壌を好む。
水遣りは朝、用土が乾いていたらたっぷりと水遣りする。
葉が少し柔らかく垂れ下がってきたころが水遣りのベストタイミング。
夏は過湿にしないように注意するが、開花中は水切れさせないように気を付ける。
鉢植えの場合、長雨が続くときは雨の当たらない場所へ移動させる。
肥料は植えこみ時に、元肥として緩効性化成肥料を施す。
地植えの場合は春の芽が伸びるころに、鉢植えの場合は春や秋の生育旺盛な時期に、化成肥料を追肥として施す。
病気の被害はほとんど無いが、4月~5月にかけて、アブラムシとハダニが発生することがある。
適用のある殺虫剤で駆除するとよい。
[増やし方]
ラベンダーは基本、挿し木や種から増やす。
挿し木で増やす場合、春に、枝先を長さ10cm位に切って、赤玉土などの養分の少ない土に挿す。
秋でも発根するが、春に行えば若苗が容易に夏越しするので、株の更新に有効。
種から増やす場合は3~4月に種を播く。
ラベンダーは発芽が遅く、だいたい2週間くらいで発芽する。
育苗に時間はかかるが、コスパは良く抑えられ、株も多く作れる。
2つの増やし方で作った苗は、3月中旬~4月中旬・また10月上旬~中旬に植えこむとよい。
地植えの場合は、水はけをよくするため、深く耕し、高植えにする。
鉢植えの場合は、大鉢を用いると過湿になるので、5~6号鉢程度の大きさのものに植えこむ。
春と秋に植えつけが可能だが、高温多湿が苦手なイングリッシュラベンダーやラバンディンの系統は秋に行うと、開花時期までにしっかりと根が張って夏越ししやすくなるのでよい。
その後の主な作業としては、「花穂の収穫」「剪定」「枝すかし」がある。
❛花穂の収穫❜は2分咲きから満開時に、葉を4~8枚つけて花穂を切りとる。花を収穫しない場合でも、株の力の消耗を避けるため、早めに花を刈り取るほうがよい。
❛剪定❜は収穫を兼ねて、あるいは花期後に、草丈の半分くらいの位置で半球状に刈り戻す。
このとき、葉のついている茎の部分を残すようにする。
❛枝すかし❜は大株に成長してくると枝が込み合ってくるので、
中のほうの込み合っている枝をカットするとともに、地際近くの垂れている枝を整理して、風通しをよくする。