槐(エンジュ)や針槐(ハリエンジュ)に似るが、ハナエンジュの花が一番大きくて、花序が短く、花数は少なめ。花色も、ハナエンジュは赤系だが、エンジュやハリエンジュは、白っぽい。
ハナエンジュは日陰でも育つことができる強い植物です。葉焼けを起こさないよう適度な日陰が必要です。
耐寒性があるので寒冷地でも生育できます。最適な気温は20°Cから25°Cです。急激な温度変化には弱いので注意が必要です。地植えの場合、保温対策が必要です。
適度な日光浴が必要で、直射日光を避けることが大切です。気温、日照時間、置き場所などの条件を考慮することが育てるコツです。
ハナエンジュ:Robinia.hispida(ロビニア ヒスピダ)
北アメリカ原産の低木で、高さ0.5~2.0m。樹形は伏生状で、地下をほふく枝が走り、周辺に新株を生ずる。 枝、葉柄、花序などに赤褐色毛を密生する。 花は大きく、淡紅色または淡紫紅色で、5~6月に開花する。 性質は強健で、排水のよい土壌と十分な日照を好む。増殖には挿し木を行い、また地下より生じた株を分ける。庭木として植栽される。 八重咲種もある。
★パープルローブ
花色が淡い赤紫色のパープルローブはハナエンジュとも呼ばれています。
樹高10m程にも大きく成長するパープルローブは、ヒスピダ種(R. hispida)との交雑種です。
ハナエンジュ