重曹でウドンコ病を退治できるのはわかった。ただ、カリグリーンの方が効く。
カリグリーンは炭酸水素カリウムが80%、残り20%が展着剤や賦活剤(扱いやすくするため量を増やすもの)。
また、ノリさんのノートでオリゴ糖0.6%でウドンコ病対策(試験中)という記事を見た。
これはもう、展着剤入れるしかないねっておもった。
展着剤ってのは、霧吹きでシュッシュッしたときに薬剤が流れ落ちるのを防ぐ、ノリのようなものね。
展着剤を検討するに当たり、次のような条件を設定した。
・台所や家庭内の身近にあるもの
・簡単に入手できること
・できる限り安価
・食品素材であればBest。
展着剤に求められる性質は
・病原菌やそれ以外の微生物のエサにならないこと
・粘ついたり固化して、植物表面に残ること(ノリ)
・薬剤の効果、性質を邪魔しないこと
とくに、『エサにならない』って言うのは大事。
粘るからと言って、澱粉や砂糖(ショ糖)、蜂蜜(ショ糖)、ジュースの残り(果糖ブドウ糖液糖)は、微生物の格好のエサになるので、絶対振りかけちゃダメです。
人間の食品に利用されているけれど、微生物のエサにならないもの、を選択する必要があります。
それってなんだと思います?
自然界にはあまり存在しない、または、人工的に作られた食品素材で「食べ過ぎるとおなかが緩くなる〜」また、「低う蝕性、虫歯になりにくい」と表記された素材がそれらです。
答えは、、糖アルコール。
キシリトール、エリスリトール、マルチトールなど、◎◎トールとつく奴です。
でも、単純に◎○トールを入れちゃうと、『ノリ』としての性質が弱いです。だから、できるだけ沢山結合した長鎖のものが良いはず。
単糖(1個、ブドウ糖)→二糖(2個、麦芽糖)→オリゴ糖(3〜6個)→デンプン(それ以上に沢山つながったもの、米糊)
麦芽糖=マルトースを還元したものがマルチトール=還元麦芽糖水飴
デンプン糖化液を還元したものが還元澱粉糖化液=還元水飴
展着剤の素材としては、澱粉(長鎖)で自然界にあまり存在しない●●トールが良い、つまり・・・還元澱粉糖化液(還元水飴)が良いはず。
ホームセンターで食品系の農薬をリサーチ。
実際、食品素材を使った農薬(食品系と銘打ったもの)数種類調べてみたが、還元澱粉糖化物 0.6%で、残り99.4%は水という事実!!!衝撃!!!
なんぼ利益あんねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・・・・なんや、ちゃんとした商品に使われてるなら、還元澱粉糖化液を探したらええやん!!!
あ、それでノリさんは0.6%と言う数字を求めたのですね。
シロップタイプだと、含有量も逆算しないとイケナイので、できれば粉がいい。
素材は「還元澱粉糖化物」に決定!
展着剤の濃度は、基本1%と設定しよう。