今回は炎上させてあげないww
ちょっと時間が空いてしまったが、11/26に行った「シキワラの効果」について、まじめに結果のまとめと考察をする。
最初に結論を言うけど、←毎回だな・・・・
・秋〜冬にかけてのシキワラの主な効果は、「地表面での『凍結予防効果』であり、地表から5cm以内の位置に浅く根を張っている、発芽したての作物に対して効果的」と考えられた。
【試験方法】
リンク参照
http://plantsnote.jp/note/6475/306711/
http://plantsnote.jp/note/6475/306736/
【結果】
試験の結果、シキワラの効果に関して以下のことがわかった。
・地表面に霜が降りにくくなる効果があった。(凍結予防効果)
→露出した地表面は霜が降りて凍結していたが、軍手下は軟らかい土のままだった。
→地表面が露出しない限り、効果があるようであった。
・地表面の温度変化を緩やかにする効果があった。(断熱効果)
→地表面の温度変化が大きいのは、露出>軍手1枚>軍手3枚であり、厚くなるほど、温度変化が緩やかになった
・シキワラの有無にかかわらず、最終的な、地中、地表面の温度はそれほど変わらなかった。(保温効果)
→露出マイナス1.9℃、軍手1枚マイナス1.4℃、軍手3枚マイナス1.5℃であった。
【考察】
地表面の「急激な温度変化を防ぐ(断熱効果)」、「霜による凍結予防(凍結予防効果)」は期待でき、その効果は、シキワラの厚さと密度に影響される事がわかった。←当たり前っちゃあ、当たり前
しかしながら、シキワラによる地表面と地中温度の差(保温効果)は無いに等しく、いずれも氷点下に下がっていた。
また、断熱効果は、地表面および地中の温度上昇の妨げとなっていた。
そのため、断熱効果に起因する保温効果は、諸刃の剣であると考えられた。
以上より、作物に与えるシキワラの効果としては、地表面の凍結予防効果が最も弊害が少ない効果と考えられた。
土壌水の凍結による被害として「氷による植物体(根)への物理的損傷」がもっとも被害が大きいと思われる。
地表面の凍結を防ぐ効果は、地表から5cm以内の位置に浅く根を張っている、発芽したての作物に対して、シキワラは非常に良い効果を示すと考えられた。
ただし、シキワラの凍結予防効果は、地表面へ霜が降りるのを防ぐことによるため、霜柱や凍上、凍土が発生するほど強い寒気の場合、効果は無い。
断熱効果については、急激な氷晶の成長を防ぐことが期待できるが、断熱効果を上回る強い寒気の場合、大きな効果は期待できないと考えられた。
保温効果は、断熱効果の結果であるが、寒冷時であれば地温の上昇を妨げ、根が低い温度に長時間曝されることになり、諸刃の剣(気に入ったようである)である。故に、寒冷時より初夏〜灼熱時により良い効果を発揮しそうである。
【まとめ】
・シキワラの効果は「凍結予防効果」、「断熱効果」、「保温効果」が認められた。
・秋から冬にかけてのシキワラの効果は、霜による凍結被害から作物を守る「凍結予防効果」を期待するのが適切と考えられた。
・凍結予防効果を発揮するのは地表面に対してであることから、地表から5cm以内の位置に浅く根を張っている、発芽したての作物に対して、シキワラは非常に効果的であると考えられた。
【残された課題】
・ひみつ道具を使って、断熱効果および保温を検討する
・シキワラの下に霜柱を発生させる
みほみほさん 2016-12-01 11:32:26
わらの中で虫が冬眠しそうでこわいです・・・
おつかれ様( ^-^)_旦~さん 2016-12-01 18:54:23
大丈夫でしょwww
画像更新しました(`・ω・´)シャキーン
にょりさん 2016-12-04 21:24:48
冬眠しそうだねwww
おつかれ様( ^-^)_旦~さん 2016-12-04 23:14:38
今日、セットしてきたで。
タダ、今週は霜柱立ちそうにないw