雑記・その他色々 栽培中 読者になる
コケ-品種不明 | 栽培地域 : 東京都 小金井市 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 6人 |
栽培環境 : 庭 | 栽培面積 : 0.1㎡ | 途中から | 1株 |
作業日 : 2013-09-10 | 2013-09-07~3日目 | 27.9℃ 21.4℃ 湿度:70% 積算温度:100.5 ℃ |
F1品種と固定種
うちで種をまいている野菜には、F1品種(人為的に作られた交配種。両親の優れた形質を受け継ぎ、育てやすく質も揃うが、一代限り)もあれば、固定種(いわゆる昔ながらの品種。形や生育は揃わないが、よい味や香りを持つものも多く、子は同じ性質を引き継ぐ)もあります。
例えば、ミニカリフラワー『美星』や、小カブ『夏はくれい』は、小さなサイズや暑い夏でも育てられるように調整されたF1品種ですし、『打木源助大根』は昭和の初期頃に選抜が重ねられて種として確立した固定種です。よくF1品種は揃いがいいので育てやすく、固定種は株ごとに個性があるため手が掛かるというような言い方がされますが、実際のところどうなのでしょうか?
ノートはつけていませんが、以前同じ日に種まきをした小松菜2品種が、ちょうどF1品種と固定種でしたので、較べてみたいと思います。F1品種の方がアタリヤの『はやどり小松菜』、固定種が伝統小松菜『ごせき晩生』です。写真は1枚目が『はやどり小松菜』で、2枚目が『ごせき晩生』です。
『はやどり小松菜』は写真のとおり、株同士の成長のスピードや葉の大きさ・形が綺麗に揃っています。しかも少し立性なので株間を狭めに植えることができ、非常に育てやすいです。ちなみに味も十分美味しいです。
『ごせき晩生』は、株ごとの成長度に差があって、葉の付き方もあっちを向いたりこっちを向いたりしています。葉が広がるので、うまく間引きをしないと収拾がつかなくなります。色つやもいまいち。ただ、味は売ってる小松菜とは全く別物と言ってもいいような美味しさです。
こうしてみると、こと栽培中の扱いやすさ・育てやすさについて言えば、やはりF1品種は優れているということでしょうか。
個人的には、固定種の個性や味の良さは素晴らしいと思いますし、一方で、F1品種の育てやすさや、様々に工夫された品種を育てる楽しみも捨てがたいと思います。特に生産性や採算などを突き詰めて考えなくても楽しめるのが家庭菜園の良いところでもありますので、今後もF1品種、固定種の良いところを楽しみながら育てていきたいと思っています。
早どり小松菜
ごせき晩生