この時期になるとサボテンの栽培場は寂しくなっていきます。秋の新棘も出そろって花咲かせるヤツもほとんどいなくなるので変化がなくなるんですね。もうすでに今年の水やり終了している苗も増えてきてますし・・・。そんな時期にやっと花をつけるのがアリオカルプス属の仲間なんです。
こいつらの特徴はなんといってもこの「葉っぱ」。いや葉っぱに見えるんですが茎が変化してできた「疣」。だけど「イボ」って呼び方がどうも好きになれませんね。偽葉とでも呼べばいいんじゃないかとも思ったんですが別の意味があるようです。変な呼び方ではありますがアリオカルプスはこの疣があるために「サボテンの中では一番進化している種類」という事になっているんです。サボテンの進化は、葉っぱ→棘に変化→棘もなくす→茎を光合成しやすい形に変化させる、って感じだと考えられているんですよ。それにしても「イボ」ねえ。感心するような名前の付け方する人っているんだからもうちょっと考えてほしいものです。

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