それは地球上のあちこちの浅瀬で起こった。有機物を多く含んだ当時の海水は浅瀬にさまざまな有機物の塊を作ったのだ。出来ては壊れ、壊れては出来る塊りの中からほんの一部、自分と同じ内容の塊を作り出す事が出来る「物」が現れた。生物の誕生である。それまで秩序の無かった場所に・・同じものが存在しなかった場所にあっという間に同じものが溢れるようになった。でも全く同じではない。「同じ物」を作る過程でほんのちょっと「違う物」が混じるのだ。そして徐々に生命は多様化していった。その後それぞれちょっとの違いが「生存」と「絶滅」につながる弱肉強食の世界が始まっていく・・・。
ふふっ・・もしこの過程が実際とちょっと違っていたら・・・考えた事ってありませんか？ほんのちょっと違っていたら現在の人間も「ほんのちょっと」違った生き物だったかもしれませんね。例えば子孫を残す方法が種子だったらどうなっているでしょうか。女性の咲かせる「雌花」と野郎どもの「雄花」を交配させて子供を作るんです。見た目がさえなくても甲斐性なくても蝶やハチドリが集まる奴がモテる世界。花の時期にはいかに自分の花を優雅で華やかに飾るかを競う世界。そして目当ての女性に出来た「種」を自分だけの聖地に植えて発芽を待つ・・・。
ははは・・・奇抜な花咲かせるなんて言うのも「あり」なんでしょうね。こいつの花の写真を眺めているとそんな「妄想」が湧き出てくるんですよ。双葉も生えそろってそろそろ植え替えですね。この用土、全く肥料分ないし・・・

双葉がそろった

某サイトに載ってたやつです