「オレ、哲学でもやってみようかな」なんて思った事、無いですか？哲学は元々フィロソフィーの和訳。その昔、大学が初めて設立された当時はフィロソフィーを学び研究するためだったって知ってます？ああ、もちろん現在のフィロソフィーと当時はちょっとニュアンスが違うんです。当時のフィロソフィーは「学問」っていう意味。ニュートンは今でこそ物理学者として有名だけど神学や錬金術なんかも研究してます。どちらも当時は「学問」、つまりフィロソフィーの中の一部門だったわけです。その後フィロソフィーからいろんな「学問」が独立していった。自然科学に文学に法学に神学に・・・・最後に残ったのが今のフィロソフィー、つまり哲学なんです。
私、思うんですよね。哲学とは・・「学問」っていう大きな枠組みの中で心理学とか経済学とか・・そういう「色」の付いた「学問」が独立して最後に残った何か。これって何だろう？色が付いてるのは理解しやすいんですよ。心理学は人間の心理だけやってりゃいい。経済学だって経済の事だけやってりゃいいんです。でもね、最後に残った「哲学」。こいつ、光の3原則に似てると思いませんか？光の3原則は知ってますよね？青と赤と緑の光を壁に当てると3色が交わる所が「白」になる・・・いや、これは白じゃない。白く見えるのは壁が白いだけ。実際には「透明な光」なんですよ。どんどん色分けして色が付いた部分を外して最後に残る透明な光、これが哲学なんだろうな。色がついてりゃ分かりやすい。でも透明な光は・・たぶんみんなが知ってはいるけど気が付かない物。知ってはいるけど説明できない物。それでいて色付きの部分の要になってる物。この「知ってはいるけど気が付かない」事を言葉で説明するってのが哲学だと思うんです。
俺もコイツに付いて知ってみてーなぁ、なんて思いながらいくつか本を買った事はあるんだけど・・・ぜんっぜんわっかんーねー！って言うか読むのが苦痛になる。書いてる内容は俺だって知ってるはずなんだよ。だって俺が「知ってはいるけど気が付かない」事のはずなんだから。でもダメ。こいつ等一流って言われてる哲学者、もしかして2流じゃねーの？それとも単に俺がおバカなだけ？
まあ良い。理解できねーもんはどこまで行っても理解できねー。でもなぁ、理解できねーけど「多分知ってる事」ってのも多いよな。例えば・・夜ベットの中で眠りに落ちる瞬間、耳元で誰かがささやいたりしない？夢に出てきた光景が再現する、なんて事は？ふふ・・そういうオカルト系のだけじゃない。株なんかの相場やってるとテクニカル分析ってのが出てくる。この「テクニカル・・」っての、説明できない現象である事が多いんです。例えば日本の長期金利。ここ10年のチャート（http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata01.html）を見てもらえばわかるけどずーーーっと支持線どうりに動いてる。日銀の政策や政権与党が変わって政策も根本的に変わって・・・ってのは全く影響してない。このチャートじゃ10年しか分かんないけど確か1990年にバブル退治で金利上げた時以来金利は下がり続けてる。これを見るとみんながアッと驚いたマイナス金利政策だってこの支持線を守るため？って思えてくる。誰も説明できないけど実際にはそうなっちゃう。でもね、ここに来て状況変わったかもしれないよな。支持線上に抜けるのにあとちょっと・・・ここで跳ね返されなけりゃずーーっと続いた状態の転換、って事で荒れるかもしれない。そこまであと数日。HSJ計画では2月切りと3月切りのプットオプションを買ったんですよね。もしかしたら3月切りはまだ目が有る？

青は枯れたけど原種が咲いてる

これはこれで面白い花なんです