生物の成長って言うとサイズが大きくなる事と思っている人、多いみたいですよね。写真の緋冠竜、現在径が8センチ、高さほぼ0。ああ、棘は用土より上に伸びてるけど本体は用土とほぼ同じ高さです。この苗、10月には径が10センチ、高さ5センチでした。じゃあ10月以降成長してないの？ってもちろんそんなことないです。ちゃんと日に当てて管理していれば3月に水やりすると一気に秋より一回り大きくなります。今は水やり止めて休眠させてますけど単に「休んでる」んじゃない。ちゃんと内部は変化してるんです。2つ目の写真の光琳玉なんかも今は用土とほぼ同じ高さまで引っ込んじゃってますが同じ様に春の水やりで一気に大きくなるでしょう。考えてみたら人間だって子供の頃は「成長」って言ったら体が大きくなる事でした。でも私が今体重10キロ重くなったって「成長したな」なんて言う人いません。もちろん子供だって小学生で100キロあったら「成長早いな」なんて言われませんよ。
それでもやっぱり「大きくなる」が分かりやすい成長なんだよなぁ。難しいもんですよね。
まあどっちにしても今の時期のほとんどのサボが休眠期。写真みたいに成長期とはちょっと違ってしぼんじゃってたり枯れたみたいだったり・・・でもこれが本来の彼らの「冬」の姿。知っているからこんな状態でも心配なんかしないっていうだけなんだよなぁ。

緋冠竜

光琳玉

巨照丸もちっちゃくなってます