サボタニ実験室 栽培中 読者になる
サボテン-品種不明 | 栽培地域 : 大阪府 大阪市鶴見区 天候 | 栽培方針 : 標準栽培 | 読者 : 4人 |
栽培環境 : プランター | 栽培面積 : 0.1㎡ | 種から | 1株 |
作業日 : 2017-01-02 | 2009-10-01~2650日目 | 12.5℃ 3.4℃ 湿度:76% 積算温度:44309.4 ℃ |
必殺技はまず新技開発からスタートです7 「合身の術」
遠くから犬の吠える声が聞こえる。どんな犬かな。それほど大きそうじゃない。でもあれは・・俺の血族じゃない。血族じゃあないけどやっぱり気になるんだよ。だってあれは・・誰かに向かって吠えてるわけじゃない。敵がいるわけじゃねーんだ。ただ・・その吠え声が悲しく響くんだ。奴は俺と同じ・・自分が惨めなんだろうな。気になるのは犬の声だけじゃない・・・また夜空を見上げた。これで何度目だろう。夜空には星の瞬きと共に三日月が浮かんでる。何回見ても同じ・・・三日月が満月になるなんてありえない。ああ・・・これじゃあだめなんだ。俺の体の中で血が重く滞ってる。焦るのは気ばかり・・・今しかないんだよ。俺には。だけど・・これじゃあ変身できねーじゃねーか。
・・・このラウイ達、いや元々一つのラウイだったんで複数で言っていい物かな?やっぱりね、コイツ等を元に戻すのは満月の夜が良かった。コイツ等だってな、やっぱり血が騒ぐ時の方が良いんだろうよ。でもしょうがねぇ。満月なんて待ってらんねー。この根っこの頭の方をぶった切って・・・棘座を残してぶった切る。そうすりゃ残った棘座から脇芽で来るしそれをまたカキコにする事が出来るからな。で、ベンレートをぶっかけてアルコールをシュッしてラップ掛け。ラップかけときゃ水分抜けずに済むかなら。で、頭の方にも接合面残してラップ。根っこの方は厚紙で作ったホルダーを装着、頭の接合面に維管束を合わせてくっつける。これで2つに分かれていた体が元に戻るわけだ。で、プラスでカキコ用の胴体が残る。まあ、このサイズの根っこを継ぐのは多分問題ないだろうな。問題は・・・もう一つの頭の方。こっちは簡単に行かない。だって元の根っこ、枯れちゃってる。なので9月発芽の実生苗使うつもりだけど・・・まだ径が3ミリほど。まあ3ミリの径があれば接ぎ木はできるんじゃないかな、って思ってるけど・・・どうかな?ああ、その前にペディオ シンプソニーの接ぎ木があった。こっちは根っこの径が5ミリほど。まあ何とかやってみるしかないな。
ラウイ 頭
ラウイ 根っこ
合身の術