畑のリセット方法はいろいろあると思う。
資金をつぎ込めばいとも簡単だ。
しかし無料でやるとなるとひと工夫必要だ。
私は牛糞堆肥から発酵鶏糞に変更したので現在新たな方法を模索している。
牛糞堆肥が使用できればこんな模索は全く無意味だが、それができないことに端を発している。
効果も出始めており、その模索中の方法を紹介したい。
お金と労力をできるだけかけない方法である。
基本として、畑に投入するものは発酵鶏糞と苦土石灰。
発酵鶏糞は、NPKを、窒素全量(%) 2.50、りん酸全量(%) 5.11、カリ全量(%) 4.02を含んでいる。
http://plantsnote.jp/note/17180/213054/
発酵鶏糞は肥料分を含むため投入できる量には限界がある。
したがって堆肥としての効果は限定的とならざるを得ない。
ゆえに発酵鶏糞主体だと次第に畑が固くなっていくであろうと予想される。
そこで休耕に入った畝にすかさず落ち葉を大量に鋤き込むことにした。
落ち葉は自分で収集するので無料。
これが現在模索中の方法。
落ち葉を鋤き込んだあと、時間をおいて耕耘すると次第に落ち葉はこなれていくが、このことは微生物が盛んに活動しているためと考えられる。
連作障害は同じ作物を続けて栽培することで微生物相に偏りがでることも一因している。
落ち葉を利用して微生物に盛んに活動してもらえば偏りが改善され連作障害の影響が出にくくなるはずだ。
こうして畑は落ち葉を大量に鋤きこむことによりリセットされる、と考えられる。
なお、当初は、あらかじめ落ち葉堆肥を作成し、それを牛糞堆肥のように使用するプランを立てたが、落ち葉堆肥作成とできた堆肥の運搬に労力が必要で、いっそのこと落ち葉を畑に直接入れる上記の案に変更した。
また落ち葉により害虫(コガネムシ幼虫)の発生問題があるが、この問題もクリアしつつあるので機会があればいずれ紹介したいと思っている(危険が予想される殺虫剤ダイアジノンを使わない方法)
なお、牛糞堆肥の使用を中止した理由はこちらを参照
http://plantsnote.jp/note/19796/196284/
http://plantsnote.jp/note/18145/199371/
落ち葉鋤き込み直後の様子。1ヶ月ほど経過したら再度耕耘予定